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英国での暴動事件について

日本でも英国各地での暴動事件がメディアを賑わせていることと思います。私の住んでいるスコットランドには暴動は広がっていないのですが、6日に起きたロンドン北部での抗議デモが発端となったこの暴動は、ロンドン南部、バーミンガム、リバプール、マンチェスター、ブリストル、ノッティンガムといまや6都市に広がっています。

私もロンドン南部のクロイドンやグリニッジの近くに住んでいたこともあり、その当時馴染みのあった街や商店街などが今回の暴動で放火や略奪の被害地域になっているとニュースで見聞きし大変ショックを受けました。ロンドンに住む友人たちのことも気がかりです。

イギリスは概して治安がよく落ち着いた国なので、1つの小さな抗議デモがこういった全国的な暴動にまで発展してしまったことには驚いています。確かにイギリスは階級制度があったり、多くの人種が住んでいるため、それらに関する軋轢は絶えない国でもあるのですが。

注目すべきなのは、今回の暴動の中心がイギリスの将来を担う若者たちだということ。ジャンパーなどのフードをかぶり、建物や車に放火したり、お店のガラスを割り物を略奪したりというのは、とても不気味な光景です。失業率の高さや教育制度の国への不満を抱えている若者が中心になっているようですが、日頃のうっぷんを晴らしたいだけの若者や、「お店に侵入して食べ物や洋服を略奪するなんて、とてもクレイジーで楽しそう」という、それだけの理由で参加している若者もいる、とこちらのメディアはで伝えられています。

ロンドン市内の警察官は1万6千人にまで増強され、日夜パトロールが続けられています。逮捕者は550人を超え、死者まで出ています。暴動の影響で交通網が混乱し、サッカーの国際試合などにも影響が出ました。

ロンドンは2012年のオリンピックの開催地となっているだけに、今回の事件はとても残念です。

2011年08月12日(金) written by Miyo from (イギリス)
Comment(1)


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この記事へのコメント

とんぼ 2011/08/12/19:08
英国の治安は相当悪い部類に入りますよ。ロンドンなんてローマ級に怖いですよ。

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