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英国の卵について

英国の卵について
卵1つ1つにライオン印が。
英国に滞在して数年が過ぎ、今更深く考えようともしていなかった英国の食事情。
しかし、寒く暗い冬がそう思わせるのか、ここへ来て日本食が恋しくなりました。
そして今私が最も恋しい食べ物、それは「卵かけご飯」。
英国人が生卵を食べると聞いたことはないので、やはり風習自体がないと言っていいと思います。また英国には卵にまつわる苦い経験もあったのです。引き金は「サルモネラ菌」。1985年以降英国ではサルモネラ菌による中毒が多発。その原因が卵を経由しての感染とわかったために卵の消費量も減り、社会的な影響がかなりあったようです。

英国の卵について
購入時の卵に羽がついてるのはよくあること!
“殻を洗えば大丈夫”という認識をされたこともあったようですが、中身も感染することがあるとわかっているので、正しい卵の保存・調理などが注目されるようになりました。
例えば、卵を触ったら手を洗う、保存は冷蔵庫、調理したものでもなるべく早く消費するなど。
1998年にはThe British Egg Industry Council(英国卵産業協会)が、サルモネラ菌に対するワクチンを接種され、飼育管理の行き届いた鶏が産んだ卵にライオンマークをつけるという制度を導入。今では英国産の卵、85%にこの印がついているそうです。
この印がついていれば大丈夫だと、以前知人のもてなしてくれた生卵を最後にあしらったカルボナーラを食べたことがありますが、私のおなかには少々こたえました。おそらく、表示されているBest Before(賞味期限)を過ぎていたのではないかと思うのですが、この経験から、いくらオーガニックでライオン印でも、手がなかなか出せずにいるのです。


シンプルだけれど、これほど日本を恋しく思わせる食もないはず。在英されている方の何人が卵かけご飯を想い日々を過ごしているのだろうと、物思いにふけっています。
渡英して月日も経ったことだし、そろそろ再挑戦しようかなと考えるのでありました。
2010年02月02日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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