PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201101283720

もう1つのスコットランド

もう1つのスコットランド

先日、カナダのケープ・ブレトン島出身のダンサーとミュージシャンが主催する音楽イベントに参加する機会がありました。ケープ・ブレトン島は知る人ぞ知る、もう1つのスコットランド。カナダの北東部、ノバ・スコシア州(=ニュー・スコットランド州)に位置する、スコットランドの文化が色濃く残る島です。

ノバ・スコシアの州旗はスコットランドの青と白の十字、セント・アンドリュース・クロスを基本にしたもので、この地方にはスコットランドと同じようにゲール語での表記があったり、実際にゲール語を話す人たちも住んでいるんですよ。

ノバ・スコシアとはラテン語で、「新しいスコットランド人の国」の意味。ノバ・スコシア州にはもともとマクミク族という先住民族が住んでいましたが、19世紀前半にハイランド地方の農地改革で追放されたスコットランド人たちがこの地に大量に移住したため、スコットランド系カナダ人がとても多い地域でもあります。

ケープ・ブレトン島といえば、「ケルト音楽とダンスの島」と言われるくらい音楽とダンスが盛んで、この島の人たちは日常生活の中に常に音楽がやダンスがあるというような暮らしを送っています。

スコットランドの他、アイルランド、スペインのガリシア地方は、ケルト系音楽が盛んな地域としてよく知られていますが、ケープ・ブレトン島はそれほど認知度がないのが残念なところです。

ケープ・ブレトン島の音楽はスコットランドのそれととても似ているのですが、強いて言えばさらに軽やかでアップテンポなのが特徴です。ダンスのテンポもスコットランドのダンスと比べてかなり早いもので、タップダンスそのもの、と言った感がありました。

いつかケープ・ブレトン島を訪れて、実際に生で音楽やダンスに触れてみたいものです。
2011年01月28日(金) written by Miyo from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。