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イギリスでの洗礼式

イギリスでの洗礼式
カトラリーと写真立てがセットになった
洗礼式用のギフト
 普段のイギリスの生活の中では、イギリス人の信仰というものにほとんどといって触れることはないのですが、先日、友人の息子さんの「洗礼式(Christening)」に招待される機会があり、イギリス人の宗教にまつわる慣習を体験してきました。
 洗礼式とは、「自らの罪を悔い改めてキリスト教に入信する儀式」のこと。生まれたばかりの赤ちゃんなのに罪? と思うかもしれませんが、キリスト教では「人は原罪(アダムによってもたらされた罪)により、原義を失って生まれてくる」と信じられています。

 赤ちゃんも洗礼によって「新たに生まれ変わり、神様の恵みを受ける」ため、クリスチャンの家庭では生まれて来た赤ちゃんに洗礼を受けさせる、という慣わしがあります。イギリスでは、洗礼式は赤ちゃんにとって産まれて初めての一大イベントといってもいいかもしれません。

 記憶に新しいところでは、英国国教会(Church of England)を信仰する、英国王室のジョージ王子も「洗礼」を受けていましたよね。ジョージ王子は生後3ヵ月頃だったと思いますが、生後6か月以内の赤ちゃんに洗礼を受けさせるのが望ましいようです。

 洗礼式は日曜日の朝、教会の牧師(カトリックは司祭)の立会いのもと行われます。両親に抱えられた赤ちゃんの額や頭に水をかけるというのが洗礼の典型的な儀式です。宗派によっては、代父母(いわゆる、ゴッドペアレント)が立ち会います。代父母には親せきや親しい友人から選ばれることが多いようです。

洗礼式にはお祝いのカードのほか、赤ちゃんが最初に使う食器類やカトラリーなどのプレゼントを贈るのが昔からの伝統だそうです。

日本では、生後1か月前後にする「お宮参り」などがありますが、子どもの健やかな成長や幸せを願うという意味では、共通点があるかもしれません。

2014年05月30日(金) written by Miyo from (イギリス)
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