PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
202005126602

外出規制緩和のステップはどうなるか 
Deregulation of COVID-19 measures in the UK by what method?

外出規制緩和のステップはどうなるか
スイス大使館から届いた封書

 この記事を書いている5月8日はVEデイ(Victory in Europe Day―ヨーロッパ戦勝記念日)で、BBC Newsのオンライン記事でも、トップニュースとして大きく取り扱っています。第二次世界戦において、ナチス・ドイツが降伏し、終戦をもたらすことを記念する日ですが、この記事と一緒に、新型コロナウイルスに関しては少しずつ外出規制などが緩和されると言う話題が出てきています。

 外出規制などにおける政府からの緩和の話は5月10日に出るとのことなので、詳細は書けませんが、例えば鉄道会社は『5月中旬くらいから運行を増やす』と言う報道がなされています。
各国が外出規制緩和について政策を出していますが、おそらく段階を踏むであろうことは確か。ただし、この規制緩和のプロセスでも政策側の試行錯誤と、各国国民の戸惑いなどがニュースで散見されます。

外出規制緩和のステップはどうなるか
やってみようリストや塗り絵も

 例えば、スイスの場合。外出規制が緩和され、とりわけビジネスの再開でも大分ディスカッションがあったようです(例:商業再開で、はじめに緩和が許された職業の中に美容院が入っていた―など)。最近ではレストランやカフェも再開が許されたらしいのですが、客が『名前と携帯電話番号』の記入を求められることに。政府からのお達しですが、それが「プライバシーに対して政府の権利侵害にあたる」として問題になっているのです。政府としては『もしウイルス感染者が出た場合、その場にいた人に直接それを知らせることができる』と言う理由があるらしいのですが、人々にとっては「行動規制・行動監視」と言う印象があるためです。結果から言うと『任意である』としたようです。英国も「コンタクト・トレーシング」と言って、携帯電話のアプリを利用したこれに近い政策がありますが、それが任意なのかどうかを含め、国民がどのような反応をするのか私も気になっています。
英国ジョンソン首相が手紙を全国民に送ったことがきっかけ(※)かはわかりませんが、スイスも在英スイス人に対しては新型コロナウイルスに関しての情報通知を郵送しています。絵葉書の裏に自粛中にできることリストが書いてあります(例:中には「ヨーデルを歌ってみる」というものも)。これに関して、人々の反応はいまいちだったようです…。

※「外出規制中の今 (2020年4月14日掲載)

 すべての人を100%満足させる政策と言うものはないと思います。その中、短期間で解決策を提示しないといけない状況にある人々のプレッシャーも大変なものでしょう。
英国ではまだ毎週木曜の夜8時に医療従事者(NHS)に感謝をして拍手をするイベントが行われています。外出規制が終わっても、しばらくは外出や手洗いなどの習慣など、自分が気を付けられる限りのことをやって、第2波をさけることができるのがいいなと思っています。


2020年05月12日(火) written by Muchiko from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。