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紅茶が先?それともミルクが先?

イギリスでもコーヒー・ショップが数多く立ち並び、コーヒーを片手に歩くイギリス人をよく見かけますが、それでもなお、イギリスはまだまだ「紅茶の国」だとつくづく感じます。

イギリスの一般家庭で1番よく飲まれているのは、ティーバックの紅茶です。リーフティーではなくて意外、と思われる方がいるかもしれませんが、イギリスでは1日に何度も紅茶を飲むせいか、値段も安くて簡単なティーバックが圧倒的に人気なのでしょうね。

イギリス人によると、おいしい紅茶を入れるコツは次のとおり。新鮮な水からお湯を沸かし、沸き立てのお湯は間髪おかず、ティーバッグを入れたティーポットやマグカップに一気に注ぎ込む。そして、ミルクティーで頂くのが基本です。ただ、ここからがイギリス人のこだわるところなのです。

イギリス人は紅茶を入れてくれる時に決まってこう聞いてきます。「Weak or Strong (どれくらい濃い紅茶がいい)?」、「milk ? (ミルクは入れる?)」、「milk first ?((ミルクを入れる場合)ミルクは先に入れる?)」、「sugar(砂糖は) ?」

きっと多くの日本人は、最初はうーん、と考えることになります。紅茶の濃さやミルク・砂糖の有無などはすぐ答えられるとして、問題はミルクを先に入れるか紅茶を先に入れるか。イギリス人の間でもどちらがいいか、永い間バトルが繰り広げられていて、それぞれの主張にも様々な説あるみたいですが、私はミルクを後に入れたい派。ミルクを先に入れる派のイギリス人の友人によると、「ミルクを先に入れた方がクリーミーな味わいになるから」だそうです。

労働者階級のイギリス人は、濃い紅茶に砂糖をたっぷり入れたミルクティーを飲む人が多いようです。ですので、見た目はホワイト・ティーというよりもこげ茶色(笑)。彼らはこれを「nice and strong」と描写します。紅茶の入れ方はまさに百人百様で、その人の育った家庭や階級が少し垣間見えて、紅茶の入れ方1つをとってもとても面白いものです。
2008年02月29日(金) written by Miyo from (イギリス)
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