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見る? 踊る? ノッティングヒル・カーニバル!

見る? 踊る? ノッティングヒル・カーニバル!
大きな羽をつけた踊り子
 8月最後の週末、ノッティングヒル・カーニバルに行ってきました。毎年恒例のこのお祭りはヨーロッパ最大級のカーニバルで、国内のみならず海外からもカリビアン文化に魅せられた人たちが見物にやってきます。
 ノッティングヒル・カーニバルは、奴隷解放から始まったトリニダード(カリブ海に浮かぶ島国)でのカーニバルがルーツだと言われています。現在のノッティングヒルは閑静な高級住宅街というイメージがありますが、当時はカリブ系移民が多く住む人種間対立の起こりやすい場所でした。1960年代半ば、そういった緊張を解くためにストリートフェスティバルが行われ、小規模だったカーニバルは年々大きくなり今では100万人もの人がやってくるほどになりました。

見る? 踊る? ノッティングヒル・カーニバル!
みごとな演奏のスチールオーケストラ
 二日間のうち初日は子どものカーニバルで、二日目がメインの大人のカーニバル。大音量のトラックに続いてあざやかな衣装を身にまとった踊り子たちが練り歩きます。陽気なリズムに合わせて踊る姿はパワフルでセクシー。趣向をこらした衣装は何ヶ月も前からテーマを決めて自分たちで作るそうです。カーニバルでは60種類以上ものコスチュームを見ることができます。
 また、トラックのうしろで演奏するスチールオーケストラの音楽を楽しむこともできます。スチールでできたドラムだけを使って演奏するのですが、音階を作ることができるのでリズムとメロディを同時に表現できるんですね。

 パレードから外れた通りでは、カリビアン料理の屋台が軒を連ねます。どれも元気が出そうな料理ばかり。お赤飯に似たごはん、スパイスの効いた肉料理、焼きバナナ。

見る? 踊る? ノッティングヒル・カーニバル!
さまざまなカリビアン料理が楽しめる
 その他の通りでは巨大なスピーカーやDJブースなどが路上に設置されており、40近い場所で、ハウス、レゲエ、ヒップホップなどさまざまな音楽を楽しむことができます。お酒を片手に踊る人、ホイッスルやプラスチックのホーンを吹き鳴らす人。みなそれぞれにカーニバルを楽しんでいます。
 今年は暴動のあとということもあり、例年より終了時刻が早められ夜7時までの開催だったのですが、夕方になるにつれ花火大会のような混み具合でした。

 厳戒態勢の中で行われた今年のカーニバル。警官も多く配置され、二日目は去年より1,000人多い6,500人が警備にあたっていました。中止にすべきとの声も多かったようですが、来年のオリンピックを見据え、先の暴動のイメージを払拭するためにも、開催し成功させたかったのかもしれません。
2011年09月02日(金) written by maho from (イギリス)
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