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ローマ教皇がやってきた

 ローマ教皇、ベネディクト16世が9月16日から19日まで訪英され、16日にはここ、エディンバラにもやってきました。

16日当日の市内は、早朝から厳重体制に。市内中心部の主要道路はことごとく閉鎖され、かつてないほどの交通規制が敷かれていました。正直、あれほどの数の警察官を見たのも初めてです。今回の訪英は、前教皇のヨハネ・パウロ2世から28年ぶりとなったそうです。

今回の訪問スケジュールは4日間の間にエディンバラ、グラスゴー、ロンドン、バーミンガムを回るハードなものでした。初日の16日にエディンバラ空港に到着し、ホリールード宮殿にて歓迎レセプション(エリザベス女王との面会)、聖アンドリューズ・エディンバラ大主教の邸宅で昼食会。その様子や間を市内をモバイル・カーに乗って移動される様子が、テレビで一日中放映されてました。

エディンバラ市内は教皇を人目見ようという人々で埋め尽くされ、一見、歓迎ムードに見えましたが、やはりプロテスタントの国(人口の大多数が英国国教会)では受け入れがたいものがあるようで、さまざまな議論が各メディアでなされていたのも事実です。

特に、同性愛、中絶、避妊に反対の立場を取るカトリックと、それらに関して寛容なプロテスタントでは大きな意見の相違があり、過去に何度も議論されています。実際、イギリス人の友人や知人もこれらの価値観の違いについて、いろいろな意見を言い合っていました。

宗教問題とはいかに歴史や政治に深くかかわり、いかに複雑なものなのか、改めて宗教の問題について考えさせられた出来事でもありました。

2010年09月24日(金) written by Miyo from (イギリス)
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