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202111026767

NHS電話111サービス  イングランド

NHS電話111サービス  イングランド
ことの始まりは
ジャックオーランタン?

 この記事が掲載されるころには、ハロウィンを終え、冬時間(日本との時差が8時間から9時間に)を迎えているイングランド。
今回のハロウィンは生まれて初めてジャックオーランタンを作ろうと、大きなオレンジ色のカボチャ(ハロウィンの彫刻専用で食べられない)をスーパーにて£1.50で入手。意気揚々と窓辺に飾った翌日金曜の朝−久しぶりにひどい片頭痛に襲われました。

 さて、もともと片頭痛持ちで、諸症状はひどい方なのですが、今回は起き抜けから嘔吐下痢が始まり、お昼前には脱水症状を併発したようでした。しかし以前GP(かかりつけ医)に電話した経験から『水を少しずつ飲んで様子見るように』と言われるだろうと思い、夕方までそうしたのですが、少し飲めばそれ分戻すほど状態が悪く、夕方には頭痛でいてもたってもいられず、さすがに意識が危ういかもと―思い、金曜日の夜にNHSの111電話サービスに連絡することに。

 金曜日の夜は、たいていイギリスの救急などは激込みで、行ったとしてもほとんどで長時間待たされます。以前ブライトンで救急に行ったのが金曜日でしたが、金曜で羽目を外して飲み、怪我などで運ばれてくる人は後を絶たず、結局待ち時間5時間強。医者に診て家に帰る頃には疲労困憊だったと言う経験もあります。こんなとき、NHS電話サービス111は、救急に行くべきかどうかを迷っている場合(5歳以上の子供から対象)などに受付窓口のような形で症状をきき、判断を仰ぐことができます。『どう対応すればわからない』と言う状態で電話しても、何かしらアドバイスがもちろんもらえます。


 今回の私の場合は、前回と同じで『まだしっかり話せる意識もあるから、舐めるようでもいいから水分を摂ること。塩や、あれば『Dioralyte』(経口補水疫)を飲むように』。続けて『もし意識に障害が出始めたらすぐに連絡すること』とのことでした。正直、意識に障害が出始めてからでは…と不安もありましたが、金曜日の夜で、コロナ禍。予期していたことではあったので指示通りに。が、水分を摂ると出るの繰り返し。それで結局やったのは、あったポカリの粉を少しずつ舐めることでした。数時間後、それが幸いしたのか、徐々に意識がはっきりとし、朝方には水が少し飲めるまでに快復したのです!


 以上だけ書いてしまうと、あまりNHS111サービスが頼りにならないかも…と思われるかもしれませんが、もし救急に行くと判断されれば、この窓口ですでに話をしているので、症状と程度で、救急に行くと診てもらえるような計らいをしてもらえることがあります。救急に直接行くと、よほど緊急でない限り待たされるため、意識があるのであれば、まず111への電話がいいと思われます。

お世話にならないのが一番ですが、知っていた方が良い緊急医療サービスです。
冬はまだまだこれから。新型コロナウイルス感染者がまた増加しているイングランドにいる方は、備えとして、ぜひこのサービスを知識として蓄えておいてください!



(参考)
NHS111サービスについて(公式サイト:英語のみ)
https://www.nhs.uk/nhs-services/urgent-and-emergency-care-services/when-to-use-111/

以前私が執筆したNHS関連記事
『NHSでGP(一般医)予約』
https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-201507145847.html
*2015年の記事なのでコロナ流行が始まってからのNHSの状況とは少し違うところが多々あると思いますが参考までに。

**写真と記事の直接的関係はありません**


 


2021年11月02日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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