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グラインドボーン音楽祭

グラインドボーン音楽祭
正装でお庭を散策
 英国から南へ80キロのイースト・サセックスにて、5月〜8月にかけて行われる音楽祭のグラインドボーンに出かけてきました。グラインドボーンは、1934年に資産家のジョン・クリスティという人がオペラ歌手で妻のオードリー・ミルドメイと共に彼らの住むお屋敷の敷地内にオペラ・ハウスを創設したことが始まりと言われています。
このオペラ音楽祭の観客はすべて男性ならディナー・スーツにブラックの蝶ネクタイ、女性ならイヴニングドレスという正装で出席しなければなりません。そこで格式の高さを感じることができるわけなんですが、名物なのが公演前や1時間以上もある幕間で楽しむお屋敷のお庭でのピクニック。正装したまま、シートの上に寝転がったり座ったりしてシャンパンを飲みながら、皆さん思い思いのティー・タイムやディナーを楽しんでいます。お客さんたちのファッション・チェックもさることながら、彼らが持参した豪華なピクニック・セットの入ったバスケットや、はたまたキャンドルスタンドまで(!)、ゴージャスなピクニックを目の当たりにするのも楽しいのがグラインドボーンの特徴のひとつです。

グラインドボーン音楽祭
モダンで美しいオペラ・ハウス
さて、ベルがなるとオペラの公演が始まります。お客さんたちは、1回目のベルがなるとオペラハウスにどんどん入って行きます。2回目のベルの後まもなく演奏がスタートします。今回、私が観に行ったのは、モーツアルトの『ドン・ジョバンニ』。歌手たちの素晴らしい歌唱力もさることながら、舞台演出も斬新で素晴らしく、また18世紀のオペラとは思わせないモダン・クラシックな舞台衣装と観る者をまったく飽きさせない内容となっていました。英国の夏の風物詩ともいえるグラインドボーンに一度でも訪れてみることをお薦めしたいです。
2011年07月22日(金) written by あっこ from (イギリス)
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