PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
202301246869

今年導入の渡航認証ETIASとは? 英国、欧州国の入国審査に変化

今年導入の渡航認証ETIASとは? 英国、欧州国の入国審査に変化
公式サイトのトップページ

 さて2023年が始まり、気持ち新たに日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか?欧州ではコロナの規制がほぼなくなっているために、旅行も盛んになってきました。
その中で、先日私の携帯のおすすめニュースに「ETIAS」なるものが出てきました。実は、今年2023年の後半(*”late 2023”としかサイトでは表示されていません)から、新たに渡航認証システムが導入されるというのです!
**注意**このETIASはまだ導入されておらず、あくまでも2023年1月時点での情報で、大きく変更の場合もあります。欧州への旅程がある方は事前に自分で確認を必ずされてください!*

 さてETIASは「European Travel Information and Authorisation System 」の略で、日本のパスポートを所持している場合は、短期滞在などだけでなく、空路における欧州内の乗り継ぎでも求められるようになるため、事前申請が必要で、認証まで受けている必要があります。
ただ、ここまで書くと「ビザ」のような印象も受けると思いますが、ビザとは違い、ETIASで認証を受けたら必ず入国できるわけではなく、入国審査があり、そこの審査官の判断に入国は結果的に委ねられることはかわりません。


 日本のパスポート所持者が欧州を旅行する場合、EU加盟国とシェンゲン協定の多くでこの認証を求められることになります(しかし、すべてのEU加盟国がシェンゲン協定加盟国ではなく、その反対も言えるので、やはり自分で旅行前には確認が必要です)。ただ、現在のところイギリスとアイルランドは該当せず、認証なしで入国できますが、これらの国に滞在中、他の欧州国を旅行するとなればETIAS認証は必要です。

ETIAS申請に必要なものは、有効なパスポート(ICチップ搭載のもの)、クレジットカード、及び審査結果が受信できるメールアドレスです。パソコンやスマホを使って申請をします。
そしてこの際、申請費用としておおよそ7ユーロで、一度認証が取れると3年ほど有効とされています。

このETIAS導入のメリットは難民の大量流入の抑制目的や、テロ・犯罪防止、ひいては日本など、ビザの免除国が多い日本のパスポート保持者にはEU圏内に到着した国で審査があり、その後の他EU圏内旅行の際は審査がないために効率がよくなると言われています。
しかし、例えば私のように、スイスとイギリスの往復が多い者からすると、ただ手続きが増えただけなので、少し効率化と言うには疑問を抱かざるを得ません…。


 今からETIASについて知っておけば、これから欧州にワーホリに行かれる方や、留学される方にとっては心配の種もひとつ減ると言うものではないでしょうか。皆さんの2023年の旅行が、スムーズで素敵なものになりますように。

【参考】
ETIAS.com
https://etias.com/



2023年01月24日(火) written by Muchiko from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。