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アートの街・ベルリン市で文化系補助金の予算を削減  反発擁護が交錯

アートの街・ベルリン市で文化系補助金の予算を削減  反発擁護が交錯
ベルリンの街の中は屋外での
アートデコレーションも盛ん

 ベルリン市が2025年に文化予算を約€130 million(約12%)削減する方針を打ち出し、芸術・文化界から大きな反発が起きていることのニュースについてです。一方で一部からは「他の社会的優先事項との比較で妥当」との意見もあります。
「ベルリンは切り捨てられるべきではない!」というモットーの、この削除対策に反対するデモが今年2月22日に行われました。このデモは、文化系の草の根イニシアチブ、労働組合、団体、影響を受ける機関の幅広い連合によって組織され、警察によると約5000人が参加しました。

ベルリンというと、しばしば「アートの街」あるいは「世界文化都市」と呼ばれており、現代アート、特にストリートアートの世界的な中心地で、都市の景観に大きな影響を与えています。


アートの街・ベルリン市で文化系補助金の予算を削減  反発擁護が交錯
ベルリン市内の古い建築物の
中でのアート展覧会の様子

 ベルリン市内の観光地で有名なイーストサイドギャラリーはその象徴的な例です。さらに、この街には数多くのギャラリー、美術館、プロジェクト・スペースがあり、さまざまなアートを紹介しています。
ストリートアートから現代絵画、彫刻、写真に至るまで、活気に満ちた多様なアートシーンが展開され、ギャラリーウィークやアート系のフェスティバルには、世界中からアーティストが集まってきます。


 個人的に私の知り合いの中に多くのアーティストがいますが、好きなことをしながらという満足の人生でありながらも、実際にここ近年は物価高の激しいベルリンで生活をしていくのは苦労が多いようです。


 確かにドイツ経済は悲惨な状況にあり、物価上昇も激しい中、金銭的な援助がアート以外の分野で緊急に必要な人々も多いのが現状です。
今後はおそらくベルリンに住むアーティストたちは、補助金を減らして生活することを考えないといけないと見込んでいますが、アートの街ベルリンでこの文化予算費が削減されたことは、現実的な対策とはいえ、悲しい現状であると思っています。




2025年08月05日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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