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ドイツの伝統カフェタイム

ドイツの伝統カフェタイム
ドイツの典型的なケーキの一つ、野いちごや
ブリーベリーがたっぷりのったケーキ
(germany.infoサイトより)

 ドイツでは日曜日の午後3時ごろから5時ごろまではカフェコーヒータイムとして、家族や友達をうちに招待したり、カフェに集まってケーキとコーヒーとともに会話を楽しむ習慣があります。伝統的な習慣ですが、今でも日曜日の午後にカフェタイムをしている機会は多いと思います。

 コーヒーはドイツで一番好まれている飲み物で、かつては今よりも文化的な飲み物として飲まれていました。ドイツで最初のカフェが1673年にブル−メンに誕生、その後も特にライプチッヒのカフェはドイツでも文化的、経済、政治の重要な場所としても栄えました。コーヒーよりもお茶が好まれて飲まれている地域もあります。18世紀以降、北ドイツではお茶の輸入が盛んになったことからも、今でもブレーメンやハンブルクなどの北ドイツ地方ではお茶が好まれる傾向にあり、北ドイツでは訪問者にお茶を提供することが多いようです。

 ケーキはドイツでは400年前くらいから作られていたといわれており、種類も豊富です。日本のように女性だけの楽しみでなく、ドイツでは男性も(おじいちゃんでも)カフェでケーキをおいしそうに食べていることを見るのが普通。日本で必ず売っているようないちごのショートケーキなどのスポンジケーキ系のクリームたっぷりケーキは売っておらず、あまり人気もないよう。スポンジも日本のもののようにふわふわとやわらくないのです。代表的なケーキはシュヴァルツヴァルダーキルシュケーキとよばれるサクランボの入ったチョコレートスポンジケーキとクリームがたっぷりのケーキ。クワークとよばれるドイツのサワークリームを使ったカスタードの上にいちご、ブルーベリーや野いちごがたっぷりのったタルト系、そしてリンゴを使ったケーキ、タルトの上にリンゴをのせて焼いたものからうすいパイ生地にリンゴを包んで焼いたケーキがドイツ人は大好きです。

 今のクリスマス前時期になると、シュトーレンとよばれるドライフルーツのたくさん入った日持ちのするケーキをいただく機会が多くなったり、お店でもたくさん見かけるようになります。寒くなると体が甘いものを欲しがっており、毎日甘いものばかり食べてしまいます。大きなシュトーレンを買って、毎日少しずつ食べるのも寒い冬の楽しみの一つです。


2014年12月02日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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