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11月、ベルリンにも冬がやってきた   街の変化とドイツ式“風邪の乗り切り方”

11月、ベルリンにも冬がやってきた   街の変化とドイツ式“風邪の乗り切り方”
こちらが医療用塩水の
鼻うがいセット

 10月のベルリンは「本当に秋?」と疑いたくなるほど暖かい日が続いていましたが、ついに今週から朝晩はマイナス気温。街を歩けば咳き込む人も増え、いよいよ本格的に冬がやってきたな、と肌で感じています。
そして来週末からは、クリスマス前の4週間「アドベント期間」がスタート。ここ2週間ほど、街の大きなクリスマスマーケットでは準備が本格化していて、私の通勤ルートにあるマーケットも朝から夕方まで工事の音が響いています。屋台が少しずつ形になっていく様子を見ると、寒さは苦手でもちょっとワクワクしてしまいます。
そんな中、あまりに過ごしやすかった10月に油断していたせいか……私は約5年ぶりに風邪をひいてしまいました。

 さて、ドイツの風邪事情といえば、日本とはかなり違います。
こちらでは「風邪=とにかく休む」が基本で、薬に頼らずカモミールティーを飲んで寝る、というのが一般的。鼻が詰まった時に活躍するのも、画像のような“医療用塩水の鼻うがいセット”。
片方の鼻から塩水を流し、反対側から出して洗浄するという仕組みです。ただし、日本人にはノズルの先がちょっと大きめでフィットしにくいこともあります。それでも、家に置いておくといざという時にとても便利。


 ドイツに来たばかりの頃、意外にもこの「薬に頼らない文化」には本当に驚きました。
病院に行っても、重症でない限り抗生物質はまず処方されません。「カモミールティーを飲んで、たっぷり寝てください」と言われるのがほとんど。日本のような“総合風邪薬”も目立つこともなく、薬局ですすめられるのは基本的にパラセタモールやイブプロフェンなどの解熱・鎮痛剤だけです。

そして冬を迎えるにあたって、ドイツ生活で欠かせないドイツ風「常備食品」があります。

 それが、はちみつ、カモミールティー、ツィーヴァック(Zwieback)と呼ばれるドイツの乾燥パンです。

急に風邪をひいて外に出られなくなっても、これだけあれば安心。カモミールティーにツィーヴァックを浸して食べたり、喉が痛いときはハチミツをひと舐めしたり……わが家でもすっかりドイツ式自然療法スタイルが定着しました。
日本とはちょっと違う“ドイツの冬の風邪文化”。おかげで、薬に頼りすぎずゆっくり体を労わるという習慣が、少しずつ私にも身についてきた気がします。



2025年11月25日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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