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環境問題について 
Environmental issues in Germany

 相変わらず雨ばかり、寒いけれど相変わらず雪は降らないドイツ南西部の小さな州からお届けしています。これも温暖化の影響でしょうか。
2019年にもっとも注目された話題のひとつ、それは温暖化をはじめとする環境問題でしょう。環境先進国というイメージの強いドイツ。完全車社会という矛盾をはらみながらも、それでもここに住む人の環境問題に対する意識は比較的高く、実行に移している人に出会うことも珍しくありません。

 緑の党に毎回投票するという友人はベジタリアンかつ車は乗らない主義。いつも自転車で颯爽と待ち合わせの場所に現れます。
先日知り合ったスペイン人、彼女は極力プラスチックのパッケージが使われている製品は購入しないようにしているとのこと。彼女もベジタリアンですが、その理由は食肉の販売にはプラスチックが使われているから。容器を持参してそこに肉を入れれば問題はないようです。(もしくは処理場から店頭に運ばれる段階でのプラスチック使用有無も気にするとなれば話は別ですが)

 また、とあるティーンエイジャーたちとお話したところ、彼女たちもベジタリアン。日本への旅行を計画していたけれど大量の温室効果ガスを排出する飛行機に11時間も乗るなんて耐えられない、ということで断念したとのこと。これは昨年メディアで話題を呼んだ若きスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが大きく影響していることでしょう。そしてなんのしがらみにとらわれることなく即座に行動に移す若者たちに感銘を受け、自分の鈍さに焦燥感さえ覚えました。
余談ですがここで挙げた人物には、ベジタリアンである以外に面白い共通点があります。それは、近々日本に行きたい(または行きたかったが飛行機移動のため断念)、ということ。母国に興味を持ってもらうことは光栄ですが、レジ袋や過剰梱包、プラスチックの食器が溢れる状況を彼女たちが目の当たりにしたら、と思うと少し複雑です。

 彼女たちから学んだことは、自分の選択を意識する、ということです。知識や興味、責任感を持ち、消費者として少しでも地球に優しい選択をするところから始めたいと思っています。


2020年02月04日(火) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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