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ドイツのデモ 
A protest demonstration in Germany

ドイツのデモ
家路に帰る怒っている農業
経営者たち・トラクターの様子

 日本では、国民がデモする権利はあるはずだけれども、実際にはデモができないという、したとしても抑えられてしまうという悲しい現実もありましたが、こちらドイツではデモは日常茶飯事であり、この国では表現の自由が本当に認められているなと感じます。

 今回は、Fridays For Futureのデモに続いて、特に私が見た中で一番衝撃的だったデモであり、ドイツ国内、ベルリン郊外からトラクターに乗って集まった農業経営者たちのデモが、11月26日火曜日全日に国会議事堂近くのブランデンブルク門前で行われました。

ドイツのデモ
どこまでの続くトラクターの波

 このデモでは、ドイツ政府の農業対策に反対したデモ、詳しくいうと、環境問題から、農業政策において、これまで以上に環境保護を強化しており、農薬の一部使用禁止や様々な規制強化に反対したデモです。規制強化は農業の生産コストが上がり、また食品産業からは低価格の圧力が強く、政府の支援策が必要であり、このままでは農業経営者は生活することができなくなってしまいます。

 ベルリンの中心地、ジーゲスゾイレからブランデンブルク門の間にドイツ国内中から集まった8600台ものトラクターで埋め尽くされ、デモを終えてそれぞれが家路に帰る帰り道はちょうどベルリン市民が帰るラッシュアワーの時間だったため、町中が渋滞、大混乱している様子でした。
私はすでにこのデモのことを知っていたので、この日は車での移動はしませんでしたが、電車から眺めると大変混乱している様子でした。交通上の安全を保つために、警察も至るところに出動していましたが、それも十分に行こなえてない状況だったように思います。トラクターたちは、夕方には流れるたくさんのトラクターの波、それぞれ家路へと向かいましたが、その途中ではクラクションを何度も鳴らしながら、とても怒っている様子で、それと同時に悲しい光景でもありました。



2019年12月24日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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