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ドイツでのプラスチックパッケージ削減対策

ドイツでのプラスチックパッケージ削減対策
EDEKAスーパーで販売のレーザー印字
されたオーガニックジンジャー

 ドイツでは今年に入ってさらに、各スーパーでも力を入れるようになった、プラスチックパッケージ削減対策についてお伝えします。スーパーだけでなく、昨年あたりからファッション系のお店でも有料となったプラスチックの袋、今ではほとんどの店舗で紙袋のみを提供するようになりました。
ドイツのスーパーREWEやEdekaでは、プラスチック生産量を減らすために、従来のオーガニック野菜や果物に使われていたプラスチックパッケージを削除し始め、野菜や果物の皮に直接レーザー印字できる機械を使用し、印字し販売しするようになりました。REWEではまずはスイートポテトの(オーガニック商品のみ)の皮の表面に直接レーザー印字し、販売するようになりました。

ドイツでのプラスチックパッケージ削減対策
REWEスーパーで販売されている
レーザー印字されたスイートポテト1

 REWEではまずはスイートポテトの(オーガニック商品のみ)の皮の表面に直接レーザー印字し、販売するようになりました。EDEKAでは例えば、オーガニック生姜はこのレーザー印字が使用されています。また、今までドイツのスーパーでは当たり前の包装であったきゅうりのプラスチック個別包装やパッケージ排除による、全てのプラスチックパッケージ削除新対策によって、現在のところREWEでは年間で90トンものプラスチック量を減少できると見込んでいるとのことです。


ドイツでのプラスチックパッケージ削減対策
REWEスーパーで販売されている
レーザー印字されたスイートポテト2

 さて、このレーザー印字機についてですが、1分で400個もの野菜の皮表面へのレーザー印字が可能であり、レーザーされた野菜の味やクオリティーが落ちたり、賞味期限が変わることは一切ないが、レーザー印字機が一台10000ユーロ(約120万円)ほどと高額でもあるため、現状としては徐々にシステムが取り入れられていくであろうと見込んでいます。

 スーパーで買い物すると、まだまだプラスチックのパッケージ入りの商品が多いのですが、近年これがなくなるのではないかと想像しています。
アルナチュラなどのドイツのオーガニックスーパーでは、量り売りで購入する場合に使用するプラスチック袋を排除し、何度も使用可能な野菜や果物を入れるための洗濯ネッツのようなネッツ袋が販売されており、使用している人も徐々にですが多くなってきましたが、最近になってディスカウントスーパーでもこのネッツ袋を格安で販売するようになり、特にエコの社会的責任と影響力の強いスーパーでエコへの取り組みが盛んになってきていることを象徴していると言えるので、これからもどんどんプラスチックパッケージ商品の販売が少なくなることを望むばかりです。


2019年09月03日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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