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かつての火葬場がおしゃれなコンサートホールやオープンカフェに変身・ベルリン 

かつての火葬場がおしゃれなコンサートホールやオープンカフェに変身・ベルリン
サイレントグリーン内にある
カフェ・MARS

 ドイツのイースター祝日最終日は、素敵なフランス人ミュージシャンのアコースティックなコンサートに出かけ、その会場であるかつての火葬場をコンサートホールやカフェに改装したというサイレントグリーンという場所を初めて訪れました。
その場所はオープンカフェ、ベルリンでもトレンドのヴィーガン食が主流の室内カフェもレストランもありで、かなり広いスペースでした。そして、カフェの隣は墓地公園だったり。
ドイツはこういう場所のようなDenkmalschutz(デンクマル・シュッツ)といわれる、昔の建物を保護することがドイツの法律で決められていて、そういう場所をいかに保護し、歴史を尊重し、大切にするということが特に上手だと感じます。
ベルリンではまさにそういう味のある歴史ある場所でさらにモダンでおしゃれテイストを加えた場所が多いことに気が付き、そういうところがベルリンらしく、このまちが人気である理由だともいえます。

 他には例えば、ベルリン市内には昔使用されていた機関車の駐車場の建物が公園の中にあり、保護・再利用されていたり、歴史ある建築物のガイド付きのツアーを企画して、観光地としてアピールすることが上手。
そのデンクマル・シュッツによって、なかなか完全に建築のスタイルを変えるようなリノベーションができないってこともありで、市役所などにも許可を取らないといけないとか、そういうこともありのようです。

 実は、私が現在住んでいるベルリンミッテ地区のマンションもこの歴史建築物デンクマル・シュッツ指定の建物であるために、リノベーション可能な部分も限りがあると聞いたことがあります。
建物の構造を完全に変えることができないとかで色々あるとのことを大家さんから以前聞きました。そして、日本と違って、地震がなくて、湿気が少ないため、古い建物が保護することができるのかもしれませんね。

 さて、そのサイレントグリーンは、かつて火葬場であったとは思えないくらい、(でもやっぱり高い煙突が存在していますが)おしゃれなベルリンらしいスポットとなっています。
しかも、その場所付近は観光客があまり訪れるような場所でないこともあり、知る人ぞ知るスポットだとも思います。ベルリンの人にとっては落ち着きのある秘密の場所かもしれません。

サイレントグリーンのサイトはこちら。
https://www.silent-green.net


2023年04月18日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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