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コロナで生じた不公平感とその対応 

コロナで生じた不公平感とその対応
この紫の花がそこかしこに
顔を出しています

 つい先日まで積雪に大はしゃぎしていたかと思ったら、先週は毎日10度越えの春の陽気。芝生には若者たちが寝そべったりお酒を飲んだり、みんな太陽を堪能しているようでした。そして遊具のある公園エリアは子供達でごった返し。ソーシャルディスタンスなんてそこには存在していませんでした。
先週月曜日から、すべての子供がまた通常通り通学
・通園してもよいことになり、今後それがコロナ件数の推移にどうあらわれて来るのか少し心配です。

 ちなみに現在実施されているロックダウンですが、現在のところは3月7日までということになっています。これまで何度か延長されているので今回はどうなることでしょう。
多くの人は、さすがにもう延長はないでしょう、と言っています。何よりも12月からずっと閉まりっぱなしのレストランや商店のことを考えると、さらなるロックダウン延長により打撃を与えるのはあまりにも酷にも思えます。

 商店と言えば、つい先日この州である規制が導入されました。それは広告には食べ物以外は掲載してはいけない、というものです。なぜかお分かりですか?ロックダウン中は食品を販売するスーパーは営業が許可されています。でも多くのスーパーでは衣料品や雑貨も販売されています。
一方、衣料品店や雑貨店は営業停止を余儀なくされています。食料品を販売しているから営業が許可されているスーパーが食料品以外の商品でも売上を伸ばそうとするなんて、それでは不公平だ、という背景のようです。

 また、ロックダウンにより商店が閉まりインターネットで買い物をする人が増えたことで売上を伸ばし、コロナ 勝ち組となったオンラインショップに対し、ドイツの政党CDUとSPDは荷物配送に課税する案を出しているそうです。
これも、地域の小売店への不公平に対処するためのものです。これでは根本的解決にはならない気もしますし反発の声も当然多いようですが、コロナにより人々の暮らし方も変わりそれに応じて法制も次々と変わって行くことでしょう。



2021年03月02日(火) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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