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ベルリンの学校システム: 公立校の魅力  

ベルリンの学校システム: 公立校の魅力
ベルリンの公立校建物イメージ

 ドイツ、特にベルリンの学校システムで私が一番素晴らしいと思うのは、公立の中高一貫校であっても、学費がかからず高い教育水準を提供している点です。
特に進学校と呼ばれるレベルの高い公立校では、語学力の習得においてトップクラスの成果を上げています。これらの学校では、実践的で役立つ外国語を学ぶことができ、結果として生徒たちは世界基準での言語能力を身につけます。


 例えば、日本では子どもの高い成績や評価を目指して、高額な学費が必要な私立校に通わせるケースが多く見られますが、ドイツではその必要がありません。公立校でも十分に優れた教育を受けられる仕組みが整っています。

日本では、特定の有名高校に進学することが名誉であり、その高校の卒業生というだけで高い評価を得ることもあります。しかし、ベルリンでは必ずしもそのような価値観が主流ではありません。
有名な進学校は確かに存在しますが、それ以上に重視されるのは学校での教育内容や成果です。また、学校の評判や人気度は地域や学校ごとに異なります。

 私の娘と息子が通っていた公立の中高一貫の進学校は、ベルリンで最も成績が良い学校の一つでした。
そのため、多くの生徒が高い英語力を身につけており、高校最終学年の頃にはヨーロッパの言語基準でC1レベル(イギリスの英語検定試験合格レベル)に到達していました。このレベルは、イギリスやカナダなどの英語圏の4年制大学に進学できる水準です。

 ベルリンの学校には、主にそれぞれ独自のカラーがあり、そこに通う生徒たちの特性やバックグラウンドによって形成されるものです。
学校の雰囲気や方針も生徒の多様性に影響を受けており、子供の成績だけでなく、子どもの性格や才能がどの学校に合うかを見極めるのも重要なポイントになっています。
ベルリンの公立学校システムは、経済的負担を抑えながらも高水準の教育を提供する点で非常に魅力的で、子どもたちが実用的な語学力を身につけられる環境が整っており、未来の可能性を広げる大きな力となっていると感じます。



2025年01月21日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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