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ドイツから新型コロナウイルス蔓延によるカオス状況報告 
Germany is in utter chaos by Coronavirus

ドイツから新型コロナウイルス蔓延によるカオス状況報告
トイレットペーパーやクリネックスなどが完売

 今世界的に大流行している新型コロナウィルスですが、ドイツ全国では4200名以上の感染者が、亡くなった方は8名という報告が来ています。(3月14日現在)
ドイツ国内では、感染者は主に南ドイツ地方に多く、2月にはカーニバルのお祭りが開催されていたこともあり、それも感染が広まった原因ともいえます。
ベルリンでの生活の変化といえば、ベルリンで感染者が存在する2週間ほど前から、スーパーやドラックストア内の一部の商品(例えば、小麦粉)が物薄になったり、売り切れになったり、ドイツに住んで18年ほどになりますが、棚の一部が空になっている様子を初めて見て、びっくりしました。

ドイツから新型コロナウイルス蔓延によるカオス状況報告
ドラックストアーの棚

 その後、日本食屋さんにちょうどお米を買いにいつものように行くと、いつもは棚一杯に積んである5キロから10キロのお米の袋がほとんどなくなっていることに気がつきました。お店の店員さんは、今日はなんだかお米が売れています、と言っていましたが、この日は土曜日で、その前後の日を境に、ソーシャルメディアで見る限りでは買い占めアクションがベルリンでは始まったと言えます。
昨日、3月13日に金曜の夕方に買い物に行った際には、買い物客は必死で買い占めている様子で、トイレットぺーパーを2、3パッケージ持っていたり、いつもは比較的のんびりとしているベルリン人も急いで買い物している様子、まさに緊急事態なんだと感じました。
ミルク、サラダ油、小麦粉、豆の缶詰類などは売り切れ、安い商品から売れていく傾向もあり、また果物も野菜もほとんどなくなっていました。肉類でいうと、大きなスーパーの鶏肉コーナーの鶏肉が全て消えていました。

同日13日にはベルリン市内のすべての学校やカルチャーセンター、市の音楽学校も来週からイースター休暇明けの4月19日まですべて休校になることが決まりました。

 ドイツでも、W H Oの指針に沿って、感染予防のためのマスクの着用は効果がないと公表されていたため、ベルリンでは一部のアジア人を除いて、普段マスクをしている人を見かけることはありません。そのため、予防のためのマスクではないため、マスクをしていると、コロナを持っていると思われ、顔がアジア人であればこちらでは差別されるようです。ドイツでは、マスクをするよりも、手や爪を効果的に洗剤で洗う、顔や目を手で触らないことを呼びかけていたり、学校や職場には消毒液の設置がスタンダードになったりという一般的には比較的ベーシックな予防法が呼びかけられています。

 このコロナウイルスはドイツでは今のところ8月くらいまでウィルスが蔓延すると予想されていますが、なんとかこれ以上死者が増えることなく、1日も早くも通常の生活に戻ってくれることを祈るばかりです。


2020年03月17日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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