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列車の遅れが日常茶飯事なドイツ・ベルリン 人材不足と老朽化

列車の遅れが日常茶飯事なドイツ・ベルリン 人材不足と老朽化
ベルリン市内中心部を走るSバーンと
ベルリンの典型的な景色

 今回はベルリンの電車の遅れや運休についてのお話です。ドイツにお住いの方、または住んだことのある方なら、もう日常茶飯事のことだと思います。
ドイツでは、電車、地下鉄だけでなく、そしてICEという高速列車までもが、遅れはもちろんのこと、急な運休も当たり前のように発生しています。

そのため、ベルリンでは一般的に多少の遅れは多めにみてもらえる風習もあり、ドイツの人々は「遅れるのは仕方ない」と割り切り、ホームで本を読んだり、ポッドキャストを聞いたりすることが多いですね。

 通常のベルリンの職場だと、遅延証明書(ドイツ語ではVerspätungsbescheinigungといいます)の提出は不必要なことが多いです。同僚か人事担当者あてに、電話するか、スマホのメッセージで電車の遅れによって、出勤が遅れるということを伝えるくらいで大丈夫という気楽さです。

実際に暮らしていると、遅延はイライラすることもあるようですが、ドイツの人たちは案外落ち着いて受け止めているように見えます。

 しかし、絶対に遅れてはならないような大切な予定、例えば、面接や医師の予約などはそうなると、いつもよりも早めに自宅を出発すると思っておくと良いと思います。
遅れや運休の情報は、BVGのアプリやDB Navigatorで出発する前に一度チェックするのがおすすめで、少しでも遅れを防げると思います。

 さて、そのベルリンでの特に地下鉄の遅れや運休の理由として挙げられていることは、人材不足が依然として続いているということ。そして、車両やインフラが老朽化しており、新しい列車の納入遅延が続いているためとのこと。
ベルリンでは、2025年秋からの新車両の納入により状況は改善される見通しと予想しているみたいなのですが、現在のその問題の影響はしばらく続くと思われます。


2025年09月30日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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