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ドイツでは141年ぶりの記録的な暖かい今年の10月 

ドイツでは141年ぶりの記録的な暖かい今年の10月
ベルリン大聖堂と紅葉の様子

 周りからは、温暖化心配とかいう声も意外に聞こえず、私としてはやっぱりこれは見るからに温暖化現象だよねと思っている毎日です。ドイツに20年暮らしてきて一番過ごしやすい10月。こんなに晴れた日と気温の高い10月はなかったと、これでいいのかな、と思いながら過ごしやすい日々を送っています。
10月にしてこの気温の高さはなんと1881年以来、141年ぶりとの記録的秋ことです。

 さて、地球温暖化環境問題にとても敏感で関心のあるドイツ人の意見はどうなのかと思ったら。
「やっぱり暖かくて過ごしやすい。レジャーにも出かけられるから、最高です。」という、街頭インタビューに答えていたドイツ人をニュース番組で見ました。ドイツの一般的意見にも全く温暖化が心配っていう声もあんまり聞こえず。私も不謹慎だけど同意見で毎日暖かくて嬉しい、と思ったり。


そして特にこの気温の高い10月で嬉しいニュースは、ロシアからのガス配給が減少しているドイツのこのご時世に、この暖かさなら暖房はほとんど必要ないということ。そのため、コストを大幅に削減することができることです。確かに、10月に入っても、我が家では夜でも暖房をつけていません。ドイツはロシアのガスに大きく依存しており、ウクライナ戦争が始まって以来ガス配給量が激減、今年の冬はガスの大量節約、つまり暖房の節約を覚悟していました。

 実は、毎年この時期10月下旬から11月初旬は本来ならベルリンはすでに寒く、コートを着用している時期で、さらにベルリンの人の顔から笑顔を見ることがなくなる時期です。例年はこの時期は曇りの日も多くなり、日照時間が短くなるので、鬱っぽい気分になるのでありますが、今年はまだみんながにこやかさを保っている感じです。
今日(10月28日)はベルリンの日中の気温は20度で、半ぞでのシャツを着ている人も多かったです。冬時間の始まる10月末の週末には、ドイツの他の都市では最高気温が27度にもなるという話を聞いています。

ドイツでは141年ぶりの記録的な暖かい今年の10月
公園の芝生の落ち葉

 さて、ドイツでは紅葉の季節のことをゴールデンオクトーバーといいますが、本当に黄色くなった葉に囲まれ、道も公園もとても綺麗です。
雨も少なく、暖かいので、葉もすぐに落ちることなくて今年はいつも以上に紅葉が長い間楽しめているように思います。散歩している人もみんな気分が良さそうで私も嬉しくなりますが、温暖化の代償が早い段階でやってくる不安な気持ちも同時にあります。

2022年11月01日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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