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花の街ビクトリアにある庭園『The Butchart Garden』 カナダ

 7月終盤にカナダを襲った熱波の最中、バンクーバー・アイランドにあるブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアに遊びに行ってきました。ビクトリアは見所が沢山ある観光都市なのですが、今回はその中でも『花の街ビクトリア』を代表する庭園『The Butchart Garden(ブッチャート・ガーデン)』に行って来ましたので、そのレポをお届けします。

 最初にブッチャート・ガーデンについてご紹介します。セメント業者のロバート・ブッチャートの妻、ジェニー・ブッチャートの提案で1909年から採掘の終わった採石場跡を庭園とするための整備を着々と進め、1921年に『Sunken Garden』という名で完成。庭園は大きく分けてサンケン・ガーデン、ローズ・ガーデン、日本庭園、イタリアン・ガーデン、地中海ガーデンの5エリアで成り立っています。

 ジェニーは庭園近くの自宅をイタリア語で歓迎を意味する「Benvenuto」と名付け、そこで招待客・非招待客問わず、庭園を訪れる全ての人々にお茶を振る舞い、1915年だけでも1万8千人の人々にお茶を振る舞ったと言われています。そのおもてなしは、ゲストが増えすぎておもてなしが不可能になるまで続けられました。そして庭園は今も創設者一族によって運営されています。

 前述しました通り、庭園に行った当日は熱波最高潮の時で、体感気温は40℃近くあったように思います。非情に感じるくらい透き通った青空には雲が一つも無く、容赦なく照り付ける日差しは熱く、そして痛い!その上マスクも着けていたのでマスク内の蒸し暑さが半端なく、日傘が無かったら倒れていたかもしれません。この日に熱波が来ると知っていたら、絶対に旅行の予定は立てませんでした・・・。そんな地獄のような暑さの中、ひーひー言いつつ庭園巡りをしていたのですが、日本庭園に一歩足を踏み入れた途端「おや?」と違和感が。密接して植えてある竹が太陽光を遮っていたせいか、日本庭園が他のオープン設計の庭園エリアに比べて温度が低いのです。突然現れた快適空間に思わず「もうここから動きたくない!」という状態になりました。が、後ろから続々と他のお客さん達がやって来るので留まる訳にも行かず、渋々日本庭園を後にする羽目に・・・。

 と熱波に関する恨み事ばかりをこぼしておりますが、非情な程に快晴な事もあり、元から美しい庭園が更に美しかったです!青空に映える色とりどりの草花、そしてまぶしい緑の芝生がまるで天上の景色のようで・・・!隅々まで手入れが行き届いた庭園は本当に「美しい」の一言で、スタッフの方々が丹精込めてお手入れされている事がひしひしと伝わって来ました。だから今回の熱波が本当に残念でならず・・・。次回来る時は、もっとゆっくり庭園を散策したいです。今回のような真夏ではなく、もう少し早い時期に来て、のんびりと花々を見て回りたいと心底思いました。とにかく今回は暑すぎました、はい・・・。


●The Butchart Garden●
https://www.butchartgardens.com/



2022年08月09日(火) written by Saori from (カナダ)
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