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クリスマス・ベーキング

クリスマス・ベーキング
去年、我家がクリスマス・ベーキング
で作ったスイーツ
 12月も半ば近くになった先週、バンクーバー地方にようやく初雪が降りました。とはいえ、積雪1cmになるかならないか位の、ほんの僅かな積雪だったのですが。同じBC州でも北部&内陸部は大雪に見舞われているのですが、バンクーバーがある太平洋沿岸部は雪遊びをするにはまだまだ雪が足りない状態で、雪遊びが大好きな子供達は勿論の事、ウィンター・スポーツが好きな大人達も更なる雪を待ちわびている状態です。それにしても、初雪の時期が年々遅くなっているような気がするのですが、これも温暖化の影響なのでしょうか?ちょっと不安になってきます。
 さて、クリスマスが来週に迫ってきましたね。今回はこの次期になると北米の各家庭で行われるクリスマスの伝統行事「クリスマス・ベーキング」についてお話したいと思います。

クリスマス・ベーキング
このトレイごと、お隣さんにお裾分けしました。
 「クリスマス・ベーキング」とは、その名の通り「クリスマスのお菓子作り」という意味です。クリスマスの1〜2週間ほど前から伝統的なクリスマス菓子であるスパイシーな「ジンジャー・ブレッド・クッキー」やドライフルーツで作る「ミンス・ミート・パイ」、その他にも様々な焼き菓子(主にクッキー類)を各家庭で手作りし、友人やご近所さん、職場の同僚等にお裾分けする習慣を指します。勿論、自宅のみで消費するのもOKです。手の込んだ人だと、クッキーだけではなくドイツ系移民達から伝わった菓子パン「シュトレン」や、イタリア系移民達から伝わった菓子パン「パネットーネ」を手作りして一族に配る、という年配の方々もいるようです。イギリス系家庭だと、本格的に作れば準備だけで数週間も掛かる「クリスマス・プディング」をクリスマスに合わせて作る事も。どのスイーツもレシピが各家庭それぞれ微妙に異なるので、この時期には色々な味のスイーツを楽しむことが出来ます。
クリスマス・ベーキング
とあるクリスマス・スイーツ・
パーティーでの写真。豪華!
 12月に入ると企業や学校、個人宅等で盛んにクリスマス・コンサートやパーティーが催されるようになるのですが、パーティー会場のテーブルに並ぶのは「おかず系の料理」の時もあれば、各家庭御自慢のクリスマス・ベーキングが持ち寄られた「スイーツ・パーティー」である事もよくあります。日本人感覚だと「甘い物ばかりはちょっと・・・。おかず系の物もほしいわ」と思いがちなのですが、基本的にはカナダ人は大の甘党。なのでスイーツ・オンリーのパーティーでも皆さん、存分にエンジョイしています。私もクリスマス・スイーツ・パーティーに何度か出席した事があるんですが、見てるだけで血糖値が上がりそうなクリスマス・スイーツがズラリと並んだゴージャスな物でした。
クリスマス・ベーキング
日本のケーキ・レシピを元にして
作った「ブッシュ・ド・ノエル」。
ゲスト達から大好評でした。
 今回はスイーツのお話なので、ついでにクリスマス・ケーキのお話も。日本で“クリスマス・ケーキ”といえば「ふわふわスポンジに生クリーム」が基本ですが、移民国家である“カナダのクリスマス・ケーキ”は実に多種多様。前述の菓子パン「シュトレン」や「パネットーネ」をクリスマス・ケーキとして食べる家庭も多いですし、イギリス系家庭であれば英国伝統のクリスマス菓子である「クリスマス・プディング」を食べる事も。「(マジパンで包んだ)フルーツケーキ」や日本でもお馴染みの切り株ケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」も一般的で、本当に家庭によって“クリスマス・ケーキ”がそれぞれ異なります。ちなみに我家ですが、私が主にベーキング担当なので日本風の“ふわふわスポンジ&生クリーム”のケーキをクリスマス・ケーキの定番にしています(笑)
 我家も少しずつクリスマス・ベーキングを始めました。「これからクリスマスまで、あと何種類のクッキーを焼かなきゃいけないのだろう?」と思うと、少しだけ憂鬱にもなってくるこの季節なのですが、出来るだけ楽しんで作ろうと思います。皆さんも、楽しいクリスマスをお過ごし下さいね。
2013年12月17日(火) written by Saori from (カナダ)
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