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知っておきたい『カナダの犯罪』

日本はもうすっかり春ですが、カナダ西海岸も雨は降るものの確実に春がやって来ています。今年は通常よりも数週間早く夏時間となり、外が暗くなる8時辺りまで出歩く事も多くなりました。どこの国でもそうですが、春から夏にかけて犯罪率が上昇するもの。というわけで、今回は『カナダの治安』についてお話したいと思います。

カナダは隣国アメリカに比べ『比較的治安が良い』とされています。但し、これはあくまで“比較的”であって、100%安全が保障されているわけではありません。毎年報告される犯罪発生率も全ての事件が含まれているのではなく、国に報告された強盗・住居侵入・暴力行為・破壊行為に関しては約30%〜50%、レイプに関してはわずか10%のみが報告されている、といわれています。凶悪犯罪発生率は中央のサスカチュワン州が最も高いとされ、カナダを東西に分けると、カナダ西部の方が東部より犯罪発生率が高く、アルバータ州のエドモントン、ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバーという順で犯罪が多く発生しています。しかし、近年では犯罪率の低かったケベック州、オンタリオ州などのカナダ東部の犯罪率も増加の道を辿っているようです。

私がバンクーバーで生活していてよく耳にする犯罪が「住居侵入による窃盗」「車の盗難」「強盗」「レイプ」で、最初の二つが特に多く、車の盗難発生率に関しては“BC州は北米一”ともいわれています。車を運転する身としては恐ろしい事です。

脅すわけではありませんが、日本人がカナダで犯罪に巻き込まれるのも珍しいケースではありません。カナダで海外生活を謳歌するのは良い事なのですが、“謳歌する”事が“ハメを外す”事に取って代わり、そんな状況での油断から犯罪に巻き込まれるケースが多いのだそうです。

では、どうすれば自分の身を守る事が出来るのでしょうか?

何も難しい事はありません。
日本でも当たり前とされている“防犯対策”をカナダでも守れば良いと思います。

「夜間は一人で外出しない(夜間のゴミ出しも、です)」
「どこに行っても、自分の持ち物に気を配る」
「親切にされたからといって、知らない人に着いて行かない」
「戸締りはしっかりする」
「裏道を通らない」
「好奇心で、危険とされる地域に足を踏み入れない」

これを守るだけでも犯罪に巻き込まれる率がぐんと下がるでしょう。

せっかく日本を飛び出して始めた海外生活。自分の身を自分でしっかり守りつつ謳歌したいものですね。
2007年04月03日(火) written by Saori from (カナダ)
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