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カナダで交通事故を起こしたら・・・

カナダで交通事故を起こしたら・・・
7年乗っている私の愛車。
ぶつけた箇所が凹み、
バンパーが外れてます(涙)

 暑い暑い5月が過ぎ、6月に入ってから何故か気温が下がり始めたバンクーバー地方。このまま、過ごし易い気候のまま秋まで行ってくれると良いのですが、そうは行かないでしょうねえ。
 さて私事なのですが、タイトル通りの「事故」を最近起こしてしまいまして・・・。しかも私に非があるという、何とも言えず落ち込んだ出来事でした。今回は私の経験から「カナダで事故に遭ったら何をすべきか」をお話したいと思います。


 まず事故の状況なのですが、一旦停止の十字路で停まって前方左右の確認をし、前方と右からは車無し、左からは車2台が来ている事を確認。その2台の車は私が停まっている方向へ曲がるウィンカーを点滅させていたので、そのまま前進・左折したところ、車の右側前方に「ガンッ!」という音と共に軽い衝撃が。なんと、私が左方向を確認していたほんの数秒の間に右方向から車が来ていたのでした(右側の道は20mほどの短い道なので、数秒で車が角から現れる)。左右のダブルチェックを怠った事で起きた事故でした。私サイドには一旦停止サインがあり、あちらには無し。そんな訳で、前面的に私が悪い事は明らか。カナダで車を運転し始めて12年以上、人生で初めての接触事故でした。で、ここからがカナダでの事故時の対処です。

 まずは相手の無事の確認。今回、私が車を当ててしまったのは御婆ちゃんが運転する車。申し訳ないくらい動揺していて、ただひたすら謝って怪我が無いかを確認。運よく御婆ちゃんは無傷で、落ち着いた後は淡々と保険証の情報交換に応じてくれました。ここで怪我人が出ていた場合、即効で911に電話しなくてはいけません。警察と救急車に来てもらい、怪我人の搬送と、事故時の説明等をする事になります。場合によってはレッカー車も必要になります。今回はお互いが減速運転の状態でぶつかったので怪我人が居なかった事、レッカーが必要な程に車が大破しておらず運転可能な事、示談が成立している事、等から「警察を呼ぶ必要は無し」という事になりました。日本では警察への事故報告が義務付けられていますが、カナダでは場合によっては必要無いそうです。

 次に大事なのは「証人探し」です。これは主に当てられた人にとって重要になります。今回の場合は私が加害者ですが、保険適用の際に証人が居た方が処理がスムーズに進むので、近くにいて事故を見た通行人の方に証人になって頂きました。そして情報交換後、それぞれが州の自賠責保険会社(BC州の場合は『ICBC』)に事故報告をし、報告番号を入手します。事故報告は電話でも出来ますがオンラインでも報告できます。そうして入手した報告番号を持って保険会社関連の修理工場へ車を持って行き、修理の可能・不可能の意見を仰ぎ、可能なら修理をしてもらいます。大体は控除可能額の数百ドルだけ(私の場合300ドル)を自腹で払い、あとに掛かる修理費用は保険でカバーする、という形で終了です。相手の車の修理費用も加害者の保険から支払われます。次年度からの保険料アップを心配する場合、保険会社に報告せずに「自腹示談」をするケースもあるようですが、基本、保険とは『事故の時のために払っている物』なので、私は利用する事にしました。


 自分の不注意で起こった今回の事故。皆さんも、車を運転の際はどうぞお気をつけ下さい。


2018年06月12日(火) written by Saori from (カナダ)
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