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200906232847

Canada Dayを祝おう!

Canada Dayを祝おう!
ジャズフェスティバル会場での
カナダ・デイ・イベント。
『カナダの色』である赤白や国旗が目立ちます。
来週水曜日の7月1日は『Canada Day』。いわゆる『カナダ建国記念日』であります。それにちなんで、今回はカナダ建国に関するエピソード、そして各地で行われるカナダ・デイ・イベントについてお話したいと思います。
まず『Canada Day』を語る上で欠かせない「カナダ建国の歴史」についてお話したいと思います。国家としての歴史は約300年と比較的新しい国であるカナダですが、土地としての歴史は1000年以上と古く、16世紀に英国やフランスに代表されるヨーロッパ諸国からの探検家達がなだれ込んでくるまでは、先住民族(ファースト・ネイション)や北欧バイキングの子孫達が既にこの土地で生活していました。
しかし、新参者であるヨーロッパ人達(主に英国・フランス)によって次々と植民地が敷かれ、1763年には『パリ条約』が締結。フランスとの抗争の末、カナダの殆どの国土を英国が支配する事となりました。しかし、それから100年後の1867年7月1日、『英領北アメリカ法(現 『1867年憲法法』)』が可決され、カナダ国土上で3つに分けられていた英国領植民地が一つとなり、連邦制をとる『自治領カナダ』が誕生。そうして『英領北アメリカ法』誕生から64年後の1931年12月11日、『ウェストミンスター憲章』によってカナダは正式に英国から自治権が認められ“立憲君主制の連邦国家”として独立しました。その後「事実上の建国日」とされる1867年7月1日を『カナダ建国記念日(Canada Day)』として国の祝日に制定し、現在に至ります。
こうした時代背景を知ると、いつものカナダ・デイが一味違った物に思えるからフシギですね。

Canada Dayを祝おう!
この時会場の全員にサーブされた
『国旗型ケーキ』(大きなのが2つありました)。
意外と美味しかったです!
毎年7月1日になると、街中はどこもかしこもカナダの国旗の色である『赤白』だらけに変貌します。日本でも祭日には各所で日の丸を掲げているのを目にしますが、それも比ではない位、街中がメープルリーフの国旗で溢れかえるから圧巻です。街で国旗の色の服を着ている人達も多く目にしますし、国全体でこの日を盛大に祝っている事がひしひしと伝わってきます。この盛り上がり感、日本の建国記念日の様子とはかなり違いますよね。
各地ではカナダ・デイを祝うイベントも多く開催されます。ここバンクーバーでは、この時期は毎年恒例の『Vancouver International Jazz Festival』と重なる事もあり、ジャズ・フェスティバル会場にて盛大なカナダ・デイ・イベントが開かれています。私も過去に一度、ジャズ・フェスティバル会場でカナダ・デイを祝った事があるのですが、その時のジャズ・ミュージシャン達の見事な演奏は勿論、大道芸人達も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、とても楽しかったのを覚えてます。その場にいた全員でカナダ国歌『オー・カナダ』を英仏両バージョンで合唱し(勿論、ワタクシは唄えませんでしたが・・・苦笑)、祝賀イベントの最後にはカナダ国旗を模した特大ケーキを御馳走になり、大満足のカナダ・デイ・イベントとなりました!今年は旅行の予定が入っていて行けないのが残念です・・・。

バンクーバー限定情報ではありますが、今年のカナダ・デイ・イベントを御紹介しますので、興味のある方は是非参加してみて下さいね。


●Canada Day at Canada Place
カナダ・デイ・パレード&花火が開催されます。
http://www.canadaday.canadaplace.ca/canadaday/


●Vancouver International Jazz Festival
この日に各地のジャズ・コンサート会場にてカナダ・デイ・イベントが開催されます。
私的にはGranville IslandのRon Basford Park Stageがお薦め。
http://www.coastaljazz.ca/
2009年06月23日(火) written by Saori from (カナダ)
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