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カナダにおけるCOVID-19の最新情報 (4)  
Latest information (4) of COVID-19 in CANADA

 早いもので今年も半ばになりましたね。6月に入って、カナダ西海岸地方は雨が降ったり晴れたりの日が丁度半々になっており、気温も20℃前後の過ごし易い気候が続いています。

前回から一ヶ月が過ぎたカナダの現在のCOVID-19感染者・死者数は以下の通りです(2020年6月7日現在)。

  • 感染者数・・・95,699人(先月より26,851人増)
  • 死者  ・・・7,800人(先月より2,929人増)



 感染者数トップ4の内訳は以下の通りです。

  • ケベック州・・・52,849人(死者 4,978人含む)
  • オンタリオ州・・・30,617人(死者 2,426人含む)
  • アルバータ州・・・7,138人(死者 146人含む)
  • ブリティッシュ・コロンビア州・・・2,632人(死者 167人含む)


 患者数は先月比でケベック州は1.4倍、オンタリオ州は1.5倍となり、先月の約半数の患者増加となりました。アルバータ州は先月比で約900人、ブリティッシュ・コロンビア州(以下BC州)は約300人の患者増加となり、徐々に新たな患者の発生数は減って来ています。


 前回お伝えした通り、BC州は『BC州再開計画』に則り、生活を徐々にCOVID-19発生前に戻す計画を遂行しています。発表された4段階計画の内、現在は2段階目(5月19日から)で、部分的に3段階目の項目の幾つかも行っている状況です。まず2段階目に入ってすぐにデリバリー&テイクアウトのみとなっていた飲食業が営業再開しましたが、1テーブルの周囲に2m以上のスペースを空けなくてはならない為、大部分のテーブル席は撤去された状態です。緊急事態宣言が出されて以降、閉業となっていた歯科医院等も再開業となりました。我が家も歯の定期クリーニングや虫歯治療予約が全てキャンセルになっていたので、これには一安心しました。

 そして6月に入り、第3段階(正確には今はまだ第2段階)の一部項目も遂行される事になりました。キャンプ場の営業再開と、遊具施設のある公園の再開です。それらに加え、公立学校も再開となりました。但しこれは“希望者のみの登校”であり、登校する場合も登校日を物理的距離が保てるよう振り分け、各生徒の登校は週1日〜2日のみ、という部分的開校となっています。このように学校自体は部分的に再開したものの、大多数の家庭は引き続き子供たちを自宅に留め、リモート授業を受けさせているのが現状です(我が家の子供達も自宅組です)。

 6月に入って一気に色々な規制が緩和されたせいか、マスクを着ける人達の数も一気に減ったように思います。先日もスーパーに買い物に行ったのですが、殆どの客がマスクを着けていませんでした。元々、マスクを着ける事に強い抵抗感を持つお国柄ではありますが、政府が今もマスクの着用と手洗い、物理的距離を取る事を推奨しているにもかかわらず、この有様。さる5月25日に政府によるキャンプ場予約サイトがオープンした際も、アクセスが集中してサーバーがダウンするなどの騒ぎがありつつも、この時だけで43,000件もの予約があったそうです。この騒ぎと数字を見ると、今一つ、この状況に対する現実味がない人が多いような気がしてなりません。こんな状況でも、キャンプがしたい人はしたいのだな・・・キャンプ場は、来年もそこにあるのに・・・と。

 学校の再開、遊戯場の再開、キャンプ場の再開等々、個人的にはあまりに時期尚早のような気がしてなりませんが、利用する方々はくれぐれも、感染しないよう、周りに感染させないよう、気を付けて頂きたいものです。


 
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2020年06月09日(火) written by Saori from (カナダ)
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