カナダにおけるCOVID-19の最新情報 (２０) | カナダ

カナダにおけるCOVID-19の最新情報 (２０) 　
Latest information (20) of COVID-19 in CANADA

　2月も終盤になりましたが、ブリティッシュ・コロンビア州(以下ＢＣ州）はこれから数日間、低気温が予想されており、場所によっては－10℃まで気温が下がる予報が出ています。2月と言えば毎年まとまった積雪がある時期ではあるのですが今年はそういった事もなく、このまま春になると思っていたので意外でした。カナダ西海岸地方の春の訪れはもう少し先のようです。

　早いもので、カナダにおけるCovid-19の最新リポートも20回目となりました。正直、当初はこの混乱がこんなにも長引くとは思っておらず驚いています。次から次へと新種が発見され、全く先が見えない状態が2年近く続いいる訳ですが、今月半ば過ぎからカナダ各州は規制緩和を開始しました。3回目ワクチン接種済みの人口が増えた事、それに伴い、入院患者が減少してきた事で今回の規制緩和が決定したようです。

　アルバータ州は2月9日、サスカチュワン州とユーコン準州は2月14日、マニトバ州は2月15日、ケベック州は2月16日、ＢＣ州とオンタリオ州は2月17日より規制緩和を開始しました。私が住むＢＣ州の規制緩和は以下の通りです。

屋内での個人的な集まりを許可。
屋内と屋外での組織的な集まりにおける人数制限を解除。ダンスも可。
スポーツ・トーナメントの制限解除。
フィットネス・センター、アダルトスポーツ、ダンス、水泳施設の平常化。
レストラン、バー、ナイトクラブはフル営業可。テーブル数制限の解除。
全ての屋内着席イベントでの、入場者数制限の解除。

（※ワクチン・パスポートの提示とマスク着用が必要）　

　ほぼ全ての規制が緩和される形ですが、ＢＣ州は引き続き、屋内施設でのマスク着用義務とワクチン・パスポート提示義務は継続されます（マニトバ州、サスカチュワン州に関しては、3月よりマスク着用義務を撤廃予定）。これまで苦戦を強いられてきたサービス業の人々にとっては朗報ですね。まだまだ不安はありますが、5歳～11歳の小児コロナワクチンの接種も始まり、ブースター接種も進み、今が流れを変える良い時期なのかもしれませんね。

　そして2月28日より、海外からカナダに帰国するカナダ国籍を持つ旅行者には、事前のPCR検査が不要になります。これに関してはまだ時期尚早な気がするのですが、結果はどうなるのか、やってみないと分からないところもありますから何とも言えません。自分はひたすら家族と共に自衛に励むのみ、といったところです。皆様も引き続き、どうぞお気を付けください。