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皆既月食『スーパー・ブラッド・ウルフムーン』

皆既月食『スーパー・ブラッド・ウルフムーン』
月食MAX間近の状態

 皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。年も明け、まだまだ冬真っ盛りではありますが、今冬のカナダ西海岸地方は(雪山を除いて)全く雪が降りません。気温も朝晩は零度前後になるものの、日中は10度辺りをウロウロしているため、冬というより“秋の延長”といった感じです。ドカ雪が降られるのも困るのですが「一日くらいは雪の日があってもいいのに・・・」とも思う今日この頃です。
 さて昨晩、北米の夜空で『天体ショー』が起こりました。日本でも報道されていたようなので御存知の方々も多いと思うのですが、昨晩、北米全域で『皆既月食』を見る事が出来ました。今回はそのレポートです。

 一言で『皆既月食』といっても、今回は3つの現象が重なったレアな皆既月食となりました。その3つの現象とは



 ●スーパー・ムーン・・・・月が地球に接近する事で月が大きく見える現象。

 ●ブラッド・ムーン・・・・太陽の光のうち波長の長い赤系の光が地球の大気で拡散され、その地球の赤い影が月に移り、月を赤く見せる(通常の月食)。

 ●ウルフ・ムーン・・・・1月最初の満月。冬の飢餓期を嘆く狼たちが、1月最初の満月に向かって遠吠えをする、という言い伝えから。

皆既月食『スーパー・ブラッド・ウルフムーン』
徐々に地球の赤い影に覆われていく月

 この3つの現象が重なった事により、今回の皆既月食は『スーパー・ブラッド・ウルフ・ムーン』という前代未聞な長さの呼び名がついた物となりました。皆既月食は満月の間だけ、そして太陽と月と地球が一直線に並ぶ時にだけ起こる現象です。今回の夜空の天気は晴れ。月食観測には最適な夜空となりました。月が地球の影に完全に収まったのは午後8時40分頃で、その前後合わせて3時間半の天体ショーでした。日食と違って肉眼でハッキリと見える上に、スーパームーンで大き目の月だったので、とても見応えのある綺麗な皆既月食でした。観測中は凄く寒くて震え上がりましたけど(苦笑)。

 次に北米で皆既月食を見る事が出来るのは二年半後の2021年5月26日。それまでに、もうちょっと性能の良いカメラをゲットしたいです(笑)。


2019年01月22日(火) written by Saori from (カナダ)
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