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200909152961

オーブンで暖取り&カナダでお菓子作り

オーブンで暖取り&カナダでお菓子作り
我が家のオーブン。
大きくて使い易いのですが、
華氏表示のみなのが玉にキズ。
九月に入り、すっかり秋の気候となったカナダ。日も随分と短くなり、1ヶ月ほど前までは午後9時過ぎまで明るかったのに、今では午後8時頃には既に日の入りです。夏に比べて気温もぐんと下がり、午前中はかなり肌寒いので暖房を入れたいのですが、そういうわけにも行かず。私の部屋には空調設備があるにはあるのですが、上階とのシェアのため、私が暖房をONにする事で比較的温度が高い上階の室内温度がかなり上がるそうで、いくら肌寒くても真冬以外の時期は気軽に暖房をONに出来ないんです・・・。じゃあ、手っ取り早く暖房無しで部屋を暖めるにはどうすればいいのか?寒々とした部屋を少しでも暖める為に私がしているのが『キッチンのオーブンの使用』。カナダのオーブンはかなり大きいので、ちょっと使っただけでも部屋がかなり暖かくなるんです。ここ最近、お菓子作りの趣味と暖取りを兼ねてオーブンを酷使しているので、今回はオーブンやカナダでのお菓子作りについてお話したいと思います。
オーブンで暖取り&カナダでお菓子作り
『allreceipes.com』に載っていた
レシピで作った「オレンジ&チョコ
チップクッキー」。
凄い砂糖量ですが、激ウマです。
まずはお菓子作りには欠かせない前述の『オーブン』。カナダのオーブンは日本でいう『コンロ』と一体になっている『コンロ一体型』が一般的です。単独で壁にはめ込む『はめ込み型』もありますが、一般家庭ではこの『一体型』の普及率がかなり高く、日本で見る電子レンジのような『卓上型』はまず見ません。そして温度調節なのですが、カナダでは摂氏と華氏の両方が使われている為、温度調節つまみには両方の表示がなされています。我が家のオーブンはデジタル式のため『温度調節つまみ』が無く、表示は華氏のデジタル表示のみでして、摂氏で育った私には「???」なシロモノ・・・。幸い、手持ちのトースターサイズの卓上コンベクション・オーブンの温度調節つまみに両表示がなされているので、それを見てオーブンの温度調節をしています。そしてオーブンの中は3段式で、焼き棚が二つ入っているのが通常。これのいずれかを移動させて焼き加減を調節するわけですが、上段で焼き料理をしつつ、下段では煮込み料理を同時進行・・・なんて事も出来るので、こちらのオーブンはかなり便利ですね。伊達に大きくないです(笑)。
オーブンで暖取り&カナダでお菓子作り
カナディアンズの
「度肝を抜いた」ミル・クレープ。
そしてもう一つ、お菓子作りに欠かせないのが『レシピ』。カナダでお菓子を作るようになって驚いたのが、その「レシピの大雑把さ」!!『製菓は化学実験と同じ』と言われるくらい分量の正確さを求められるお菓子作り。それを実践するかの如く日本のお菓子のレシピはかなり詳しく「砂糖〜g、小麦粉〜g」って表示されてますよね。ところがカナダのお菓子レシピは科学も何もあったもんじゃ〜ありません。なんせ「砂糖大さじ1、小麦粉カップ2」といった感じに、全ての材料が『さじ・カップ』表示のみで、グラム表示がされているレシピはまずありません。そんなに大雑把なレシピなのに、失敗も無くちゃんと美味しく出来てしまうから不思議です。レシピ一つをとってみても『几帳面な日本人・大らかなカナダ人』といった国民性が現れているように思えませんか?ちなみに大雑把な私には大雑把なカナダのレシピが性に合っており、それに慣れ親しんでしまった今では、日本のグラム表示のレシピがかなり面倒臭い物に見えてしまって仕方がないです(でも、作るとやっぱり日本のレシピのお菓子は美味しいんですよねェ)。
ちなみにレシピですが、私も大活用させて頂いている『COOKPAD』に続き、よく利用しているのが北米の『allreceipes.com』というレシピサイト(日本語版もありますね)。こちらもCOOKPAD同様、一般の方が寄稿したレシピが紹介されており、北米のあま〜いお菓子が食べたくなった時や、カナディアンのポットラック・パーティーにお呼ばれした時の料理選びによく利用しています。全てのお菓子&料理が北米の人の味覚で作ってあるし、そのレシピを実際に使った人達からの『☆付け』や感想もバッチリ載っているので、カナディアンへの『無難なお菓子・料理』を作る時には最適です。そうそう、いきなり思い出しましたが、カナディアンは『ミル・クレープ』の存在を知らない人が多いです。とあるティー・パーティーに招待された時にミル・クレープを作って持って行ったんですが、「凄い!!こんなケーキ見たこと無い!!」と大騒ぎ&大絶賛され、「作り方を教えて!!」の嵐に巻き込まれた事があります。「お菓子でカナディアンの度肝を抜きたい!」とお思いの方は、ミル・クレープで是非どうぞ(笑)。

今年の秋はインディアン・サマー(季節外れの夏日)がやって来るという噂をちらほら耳にしているので、それまでの間はお菓子作りでオーブンを酷使しつつ、部屋の寒さから逃れようと思います。


● allreceipes.com ●
http://allrecipes.com


2009年09月15日(火) written by Saori from (カナダ)
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