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雨季の“風物詩”!? 水道水の濁り

雨季の“風物詩”!? 水道水の濁り
今回の濁った水道水。
この状態では飲まない方が良いです。
12月に入っていきなり大雪に見舞われたバンクーバーでしたが、2日後にやってきた『パイナップル・エクスプレス(ハワイから流れてくる亜熱帯ジェット気流)』の暖かい雨によって、積もった雪は翌日に綺麗さっぱり解けて無くなってしまいました。足元を取られてしまう雪が無くなってホッとしたのも束の間、今度は連日の雨。この秋冬になると降り続ける“雨”によって、カナダ西部は毎年「ある事」に悩まされます。その“ある事”とは、ズバリ“水道水の濁り”。今回は、バンクーバーでは毎年恒例になってしまった『雨季の水道水の濁り』についてお話したいと思います。
11月になると降雨量が一気に上がり、その雨によって貯水池に流れ込んだ土砂が水道水が濁してしまうのは毎年のことです。それでも今までは「よく見ないと分からない程度」の濁りだったのですが、去年、グレーター・バンクーバーを襲った暴風雨によって、バンクーバー/バーナビー/ノースショア地域一帯に約10日間に渡る『未処理水道水の使用禁止令』が出されてしまいました。これは、バンクーバー、バーナビー、ノースショアに水道水を供給する『シーモア/キャピラノ貯水池』が暴風雨による土砂で汚染されてしまったためで、被害が一番酷かった地域に関しては“コーヒー牛乳色の水道水”が蛇口から出て来たほどです。

雨季の“風物詩”!? 水道水の濁り
家庭用水道水フィルター。
常に愛用しています。
でも、水の濁りには効果無し。
この時、「水道水はフィルター処理、もしくは一分以上の沸騰処理をする事」「歯磨きやうがいに未処理の水道水は使用しない事」等の注意が発表されました。しかし、フィルター処理、沸騰処理をしたところで水の濁りが取れるわけではなく、私としては、とても料理や飲料水として使用する気にはなれませんでした。それは他の人々も同じで、街中の人々がボトルウォーターを求めてスーパーに押しかけ、ボトルウォーター売り場は数分で空っぽになってしまう事態に発展。店側が足しても足しても売れてしまうので、在庫切れの店舗が続出。いつもは何気なく使っていた水道水の有難さを、この時ほど実感した事はありませんでした。異常事態は10日で解除されましたが、それ以降、雨の続いた日などは水の色を気をつけて見るようになったのは言うまでもありません。
そして今年、積雪後のパイナップル・エクスプレスによって、再び水道水の濁りが確認されました。今回は軽度で済むのかどうか分かりませんが、念の為にボトルウォーターを買い溜めして置かなくては、と思っています。現在カナダ西部にお住まいの皆さんも、どうぞご注意くださいね。
2007年12月11日(火) written by Saori from (カナダ)
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