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とても充実「北米のドライブ・スルー・サービス」

とても充実「北米のドライブ・スルー・サービス」
アメリカでよく見かける
「ドライブ・スルー専門コーヒー店」
の一つ。小さな建物が特徴です。
 11月も半ばとなり、カナダ西海岸も本格的な冬に近づいて来ました。ここ最近は雨ばかりで気温が低く(と言っても日中気温は6〜10℃くらいですが)、紅葉も殆どが散ってしまい、すっかり「冬の雨季」にふさわしい寂しい風景になっています。ですが今週辺りから各家庭の庭先でクリスマスの電飾が始まるので、今の「雨季の寂しい風景」から「クリスマス・シーズンの楽しい風景」に一変する事でしょう。
 さて、今回お話するのは、カナダ/アメリカでの『ドライブ・スルー・サービス』についてです。北米大陸は土地の広大さもあり、人々は移動の殆どを車に頼る“車社会”となっています。なのでその車社会に合わせ、人々が車から降りずに用事を済ませる事が出来るよう「ドライブ・スルー・サービス」がとても充実しています。

 まず飲食業でのドライブ・スルー・サービスを挙げますと、まず挙げられるのが日本でもお馴染みの「マクドナルドのドライブ・スルー」。これは基本中の基本で、ショッピング・モールやオフィス・ビル内部にあるような店舗以外の全てのマクドナルドにてドライブ・スルー・サービスを行っています。これは他のバーガー・ショップも同様で「バーガー・キング」、「ウェンディーズ」、「A&W」も殆どの店舗にてドライブ・スルー・サービスを利用できます。バーガー・ショップだけでなく、カナダ最大手のドーナツ&コーヒー・ショップである「ティム・ホートンズ」や、日本の関東地区で一大ブームになった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」、そして「デイリー・クイーン」といったアイスクリーム・ショップでもドライブ・スルー・サービスを提供しています。

 そして北米では至る所で店舗展開をしているスターバックス・コーヒーも、バンクーバー郊外にある幾つかの限定店舗でドライブ・スルー・サービスを行っています。この「スターバックス」や「シアトルズ・ベスト」といった世界に名だたるカフェ・ブランドを排出したお隣のアメリカ・ワシントン州では、カナダでは見掛けた事の無い「ドライブ・スルー専門」のコーヒー・ショップが沢山あります。他の州もあるのかどうかは分かりませんが、ワシントン州に関しては沢山存在するので、ワシントン州民は本当にコーヒー好きな人々が多いのでしょうね。流石「スタバ発祥の地」!

 飲食以外のドライブ・スルー・サービスですと、各銀行が提供している『ドライブ・スルーATM』が代表的。これは小さな子供を持つお母さん方には大助かりなサービス。カナダでは小さな子供を一人きり(もしくは子供達のみ)で自宅で留守番させたり、車内待機させる事を法律で禁じています。なので親は自宅や車内で子供が寝ていようと、起きていようと、必ず子供達を自分と一緒に外へ連れて行く義務と責任があります。ですがこの銀行のドライブ・スルーATMがあれば、自分も子供達も一切車から降りる事無く、銀行での用事を車の中で済ませる事ができるのでとても便利。ドライブ・スルー・サービスを行っている薬局とかもあり、薬が必要な急病の子供を後部座席に乗せている時など、とても助かるそうです。

 ちなみに、日本で初めて「ドライブ・スルー・サービス」が導入されたのは1965年、なんと東京の海苔屋さんが最初だそうです。それから12年後の1977年、杉並区にマクドナルドのドライブ・スルー第1号店が誕生し、それからマクドナルドによるドライブ・スルー・サービスが日本全国に浸透し、それが一般的となったようです。日本も都市部以外は車社会。これからどんどん、北米並にドライブ・スルー・サービスが発展されるかもしれませんね。
2013年11月19日(火) written by Saori from (カナダ)
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