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バンクーバー都市部海域にシャチの群れが出現 

バンクーバー都市部海域にシャチの群れが出現
(写真はイメージです)

 2月も終盤に入ったバンクーバー地方。「そろそろ春かな?」と言いたい所ですが、風はまだまだ冷たく、今週は数日に渡って雪予報が出ており、春はもう少し先になりそうです。そんなまだまだ寒いバンクーバー地方ですが、先日、スタンレーパーク添いのバラード沖から珍しいニュースが飛び込んできました。シャチの群れの到来です。

 今月2月10日、野生動物写真家のフランク・リン氏はスタンレーパーク生態学会の依頼を受け、ボランティア・チームと共に水鳥調査を行うためスタンレーパークのブロックトン・ポイントに向かっていました。その道中の午前9時ごろ、バラード沖を西に、ライオンズゲート・ブリッジに向かって泳ぐシャチの群れを発見。
彼らは一目散に水辺に駆け付け、5頭のシャチの群れが背びれを見せながら泳いだり、水面をジャンプしたりする姿の撮影に成功しました。バンクーバーの都市部海域に単体のシャチはおろか、群れでシャチが出現するのは非常に稀であった為、今回の「バラード沖にシャチ出現」の一報は一躍ニュースに。私も生で見たかった!

 ブリティッシュ・コロンビア大学海洋漁業研究所の海洋哺乳類研究部門の責任者であるアンドリュー・トライト氏によると「今回のシャチは一過性のシャチであり、バンクーバー近郊での出現頻度は高くなる」との考えを示しました。同氏によると、ここ数十年でゼニガタアザラシの個体数が増加しており、その多くはスタンレー・パーク近くの海域に集まっているのだそう。
ゼニガタアザラシはシャチの食料の一つである為、それに引き寄せられる形でシャチの群れが今回のようにバンクーバー都市部海域に表れているのではないか、と。陸から見るであろう私達からすればちょっと嬉しいニュースですが、実際に海を航行している船乗りさん方にとってはかなり注意しなくてはならない事案のようです。

 数年前にはクジラが出現したりもしていたので、ひょっとしたらホエールウォッチング船に乗らなくても陸からクジラやシャチがみられる機会が増えるのかもしれません。
それが良い事なのか、悪い事なのかは私には分かりませんが・・・。


●動画:

https://youtu.be/hY0txRHJsaU

https://youtu.be/SQofMrVkZ0Y



2023年02月21日(火) written by Saori from (カナダ)
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