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カナダにおけるCOVID-19の最新情報 (2)  
Latest information (2) of COVID-19 in CANADA

カナダにおけるCOVID-19の最新情報 (2)
2020年4月13日現在のカナダの感染者数
(カナダ政府サイトより)(C)canada.ca

 カナダ西海岸地方はここ数週間、気持ちの良い小春日和が続いています。COVID-19による外出制限さえなければ、街やレジャースポットは人で溢れかえっていた事でしょう。ですが今現在は外出制限令の真っただ中。不要不急な用事で外出している人は殆どいません。車は相変わらず走ってはいますが通常の半分くらいで、郊外はちょっとしたゴーストタウンの様相を呈しています。
そして、2020年4月13日現在のカナダの状況は以下の通りです。


  • 感染者数・・・24,365人(確認中の人数は含まず)
  • 死者  ・・・717人



 感染者数トップ4の内訳は以下の通りです。

  • ケベック州・・・12,846人(内 死者 328人) 
  • オンタリオ州・・・7,049人(内 死者 274人)
  • アルバータ州・・・1,651人(内 死者 44人)
  • ブリティッシュ・コロンビア州・・・1,445人(内 死者58人)


 一か月前のカナダの総感染者数は317名だったのに、わずか一ヶ月で感染者数が76倍にもなった事になります。実際、前回の投稿後から周囲の状況が一転し、ブリティッシュ・コロンビア州では250人までに制限されていた集会人数が今現在は50人までとなり、感染者数が最も多いケベック州では集会そのものが禁止されました。
レストランは「お持ち帰りのみ」の営業となり、ドライブスルーがある飲食店に関しても「ドライブスルーのみ」の営業となっています。レクリエーション・センター、図書館、映画館、スポーツ・ジムといった人が集まる施設は全てクローズしています。生活に必要な商品を扱う食料品店は営業していますが、一度に店内に入れる人数を制限しており、店内に入るための長い行列が出来ています。そしてその行列も、前の人との間に2mの感覚を空けて並ぶ事が義務付けられています。
また、レストランや商業施設の営業停止による失業者の数はかなりのもので、住居レント代の支払いや、住宅ローンの返済に影響が出るなど、多方面に影響が及んでいる為、政府はその対応にも追われています。 

 ブリティッシュ・コロンビア州では、公立学校の春休み開始前に政府が非常事態宣言と出入国制限を出した事もあり、殆どの州民が春休みに立てていた旅行計画をキャンセルし、春休み開始と同時に自宅待機態勢に入りました。それもあり、ケベック州(非常事態宣言前に既に春休みが開始されており、多くの家族が国内外に旅行。そして現在の感染爆発を招いたとされている)のような感染拡大を起こさずに済んでいるように思います。学校ですが、各州・自治体によって対応は異なっています。
私が住むブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー都市圏では3月半ばより始まった春休みが2週間後の3月末に終了したのですが、それ以後も学校は再開しておらず、4月半ばの今現在まで自宅でのオンライン授業が実施されています。学校再開の目途は今のところまだ立っていません。在宅ワーカーも増え、これが外を走る車の数が減った理由の一つでもあると思います。


 春休み開始と同時に始まった自宅待機生活も1ヶ月になろうとしています。政府は不急不要の外出をしないよう求めていますが、自宅周辺での散歩は奨励しています。また、自宅待機生活で孤独感を感じる事のないよう、親族・友人間でのカメラチャットも奨励しています。あともう暫く続きそうなこの世界的騒動、1か月後はどう変化しているのでしょうか・・・。

 
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2020年04月14日(火) written by Saori from (カナダ)
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