PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
202402206958

記録的な暖冬のバンクーバー地方 

記録的な暖冬のバンクーバー地方
この雪も3日ほどで
完全に融けてしまいました。

 此方ではお正月以上の盛り上がりを見せる旧正月が終わり、周囲も街もお祭り騒ぎから落ち着きを取り戻しているバンクーバー地域。
本来なら旧正月が終わっても暫くは冬の寒さが続きますが、今年は既に春の気配が。気温が連日10℃前後なので冬用の厚手のコートがあまり必要なく、春の花々も所々で芽吹き始めています。
 

 私はカナダ西海岸地方に住んで随分長くなるのですが、これまでは『バンクーバー地域が一番寒くなるのは2月』が体感的に感じていた事でした。
実際、気温が一番下がるのも2月でしたし、大雪が降るのも決まって2月だったんです。
ところが今年はエルニーニョ現象の影響で過去最高気温に並ぶほどの高気温が続き、今年の冬はあまり冬を実感する事が出来ていません。
1月に寒波がやってきて雪も30cmほど積もりましたが、その直後にやって来た『パイナップル・エクスプレス(暖かく湿った大気を伴う亜熱帯ジェット気流)』による暖雨によって数日で綺麗さっぱり融けてしまいました…。本当に「束の間の冬」でした。



 今回の記録的な暖冬に伴い、苦戦を強いられているのがバンクーバーや内陸部にあるスキー場、スキーリゾート。メトロ・バンクーバーのスキー場として知られるノースショア山脈(グラウス山、シーモア山、サイプレス山)はシーズンのスタートが遅れた上、オープン後も雪不足の為しばしばクローズする事態に。
BC州サウスカリブー地方のスキーリゾートに関しては今シーズンの中止せねばならない状態になってしまいました。
かくいう我が家も3月にBC州内陸部にあるスキーリゾートへの旅行を計画していたのですが「あまりにも雪が少ない」という事で予約をキャンセルせざるを得なくなってしまった、という出来事がありました。雪遊びが出来ると楽しみにしていただけに残念です。

 気象学者は「この暖かい気候は3月中も続く」と見ており、そのまま春になり、早い夏がやって来そうな気配です。
今年の夏も長く、暑くなりそうですね…。

2024年02月20日(火) written by Saori from (カナダ)
Comment(0)


カナダ関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。