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春は『大掃除』の季節

 先週末はお天気に恵まれて気温も15度前後となり、すっかり春の陽気となったバンクーバー。1ヶ月以上続く「桜リレー」のラストを飾る八重桜も咲き始め、バンクーバーは春の盛りを迎えているようです。

 さて、今回は春に因んでカナダの『スプリング・クリーニング』についてお話したいと思います。『スプリング・クリーニング』とは、日本語に当てはめると『春の大掃除』といった意味合いになる言葉です。日本では年末の大晦日前に一年の汚れを落とす意味で大掃除が行われますが、カナダでは毎春、4月頃に大掃除が行われます。掃除は掃除でも、この「カナダの大掃除」、「日本の大掃除」とは大分スタイルが異なるんです。何処がどう異なるのでしょうか?

 まず「掃除する場所」ですが、カナダでは大掃除といっても“家の中”を大掃除するのではなく、“ガレージ(車庫)”の中を大掃除するケースが殆どなんです。というのも、カナダの一軒家は建物内にガレージが併設されているスタイルが殆どで、多くの家庭がガレージを“車庫”としてよりも“倉庫”として利用しています。なのでガレージ内には日頃のゴミの日には出せないソファやマットレスといった大きな不用品や、テレビや冷蔵庫といった不要大型電化製品が溜まり易くなるんです。ですが、このスプリング・クリーニングの時期になると、地域毎に粗大ゴミの回収日が指定され、一年の間に溜まった粗大ゴミを回収して貰えます。それもあって、カナダでは「毎年4月はガレージの大掃除の月」になるんですね。

 そしてその“粗大ゴミ”ですが、粗大ゴミ収集日当日ではなく、それよりも1〜2週間ほど前から家の前にそれらをまとめて放置する事が認められています。というのも、カナダではこのスプリング・クリーニングの時期は『掘り出し品に出会えるチャンスの時期』とも言われていて、運が良ければ、自分が欲しかった物を無料で手に入れる事が出来るかもしれないのだそう。なのでゴミの持ち主もまだ使える品に関しては「まだ使えます」といったメモを不要物に貼り付けていたりします。それもあって、この期間になると掘り出し物を求めて大きなピックアップ・トラックやファミリーバンがゆっくり運転して回っている光景をよく目にします。これはガレージセールやセカンドハンド、ユーズド品(中古品)の取引が盛んな国カナダならではですよね。そしてリサイクルにもなるので良い事だと思います。

 我が家も今年は大量の不用品を自宅の前に出しました。お陰でガレージ内がスッキリして、本当に気分爽快!でも我が家の粗大ゴミに関しては、拾って行ってくれる人は居ないだろうなあ・・・・。
2012年04月24日(火) written by Saori from (カナダ)
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