PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201903196464

バンクーバーでも麻疹が流行

 3月も半ばを過ぎ、ここ一週間ようやく春の気候になったバンクーバー地方。今日は気温が20度近くにまで昇り、早々に半袖ハーフパンツで歩く人々を沢山目にしました。桜の蕾も膨らんできて、本格的には春はすぐそこのようです。

 さて今回はタイトルになっている『麻疹』についてです。日本で10年以上ぶりの大流行となった『麻疹』ですが、こちら北米カナダ・アメリカでも大流行し、一時期はちょっとしたパニック状態に陥りました。最初に近辺地域のお隣アメリカ・ワシントン州で麻疹の大流行が確認され、それが徐々にカナダBC州まで北上した感じでしょうか(同じく麻疹が大流行しているフィリピンに旅行したBC州民が罹患して帰国した、という情報も)。

 北米には「反ワクチン主義」の人々が少なからずいる事もあり、その影響が謙虚に現れる小中学校に緊張が走った事は言うまでもありません。我家の子供たちが通う学校からも「お子さんにMMRワクチン(三種混合)を受けさせていない場合、直ちにワクチンを接種させて下さい」という緊急の注意喚起がメールで届きました。我家の子供達はMMRワクチンを過去に2回受けているので問題なしだったのですが。

 BC州内では唯一「麻疹が大流行した」バンクーバー市内にあるとある2校では、2月の半ばに33名の生徒と1名の教員が「MMRワクチンの摂取拒否、もしくは摂取した証明が提示できない」という理由で2週間ほどの自宅待機を命じられました。もう彼らは学校に戻っていますが、子供が学校から“登校拒否”を受けるというのは結構衝撃的なニュースで「反ワクチンの問題性」が一般にも広まった出来事でした。(ちなみに、両親が反ワクチン主義を取っていたとしても、12歳になったら親の許可なく、個人の自由でワクチンを接種できるそうです。)

 我家の子供達に関してはMMRワクチンは既に摂取済みなので良いとして「自分達はどうなのか?」と、ふと不安になり、夫と一緒に血液検査を受けてきました(血液検査で持っている抗体をチェック出来るそうで)。その結果を2週間ほど前に聞いたのですが、結果は「(2人とも)MMRワクチンを接種済」というものでした。お父さん、お母さん、有難う(笑)ちなみに今回の麻疹大流行に伴い、MMRワクチンを受けるには長い順番待ちがあり、かなり待たなければならないそうです。知人の話ではなんと300人待ちとか・・・。後で慌てなくても良いように、ワクチンは受けるべき時に受けておく、受けさせておくに越した事はありませんね。


2019年03月19日(火) written by Saori from (カナダ)
Comment(0)


カナダ関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。