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イタリア文化首都2023年ベルガモのおすすめ美術館 

イタリア文化首都2023年ベルガモのおすすめ美術館
素敵な壁紙が入り口に出現で
気分が上がります!

 イタリアの文化首都2023年に選ばれたロンバルディア州のベルガモ。ここに素晴らしいコレクションを誇るカッラーラ美術館があります。
ジャコモ・カッラーラ伯爵によって 1796年に設立されました。彼が収集した絵画、素描、版画の豊富なコレクションによって成り立つこの美術館は、イタリアのその他多くの美術館が辿った運命(教会の弾圧や貴族たちのコレクションの分散など)に比べても非常に貴重な存在。
美術館の核ともいえるコレクションを多数残し、大規模な寄付や遺贈による個人コレクターの寛大さの賜物になっているからです。
1958年にベルガモ市が施設の所有権を取得することによって、完全に市民のための美術館となり一般開放され、現在に至ります。


イタリア文化首都2023年ベルガモのおすすめ美術館
15世紀のタロット・カード。

 最も重要なコレクションは絵画。ルネサンスから19世紀末までの約5世紀間に渡る作品を時系列に展示していて、鑑賞しやすくなっています。
彫刻の数は限られていますが、特にバロック時代の彫刻は興味深いです。また絵画や彫刻に加えて、素描や版画、装飾芸術の小さな青銅器をはじめ、メダル、扇子、磁器などの豊富な展示に圧倒されます。
印象に残ったのは15世紀のボニファーチョ・ベンボ作のタロットカード。ルネサンス時代の宮廷で使用されていたもので、本当に美しいカードでした。

イタリア文化首都2023年ベルガモのおすすめ美術館
肖像画家として有名な
モロー二の作品。

 合計約1,800点の絵画、3,000点以上の素描、8,000点以上の版画を所蔵ですから、膨大なコレクションです。
そしてベルガモは14世紀以降ずっとヴェネツィアの支配下に置かれていたので、絵画ではヴェネツィア派の画家の作品がほとんどを占め、その他ロンバルディア派とトスカーナのルネサンス作品の中核を厳選して展示している美術館は、イタリアでも珍しいと思います。
ベルガモがイタリア文化首都に選ばれた機会に、カッラーラ美術館は再配置プロジェクトを正式に決定。「持続可能性と将来への見通しを念頭に置いて、これまで以上に慎重な経営を行うことができる機関」として機能していくことを発表しました。
そこで大規模なリニューアルを行い、デヴィッド・アレン・バーンズとオースティン・ヤングというカリフォルニア出身のアーティストの作品フォールン・フルーツというインスタレーションを開始。階段とエレベーターを介して美術館の各フロアを接続する予定の空間全体に美しい花模様の壁紙を張り巡らせ、訪問者を歓迎し、また幻想的な世界に誘う入り口に仕上がっていて、これがとても好評です。

イタリア文化首都2023年ベルガモのおすすめ美術館
ベルガモのカッラーラ美術館。

 もちろん各時代の名画も展示がさらに見やすくなっており、ピサネッロからマンテーニャ、ラファエロ、ティツィアーノ、ロット、モローニ、バスケニス、ルーベンス、ティエポロ、カナレット、グアルディ…と息をつく暇もないほど素晴らしい作品が目の前に広がっています。
6月末からは庭園も開放されるとか。夏は美術鑑賞の後は庭園で一休みなんていう使い方もできそうで、ますます美術館へ行くのが楽しくなりそうです。


2023年06月20日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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