北イタリアの治安情報＆気をつけること | イタリア

市内で被害が一番多い中央駅前。

イタリアは風光明媚な場所も、世界遺産の登録数も一番多い世界でも有数の観光国であり、イタリア観光を予定されてる方も大勢いらっしゃることと思います。
しかし残念ながら、スリや置き引きなどの軽犯罪が後を絶たないのも事実・・・
在ミラノ日本国総領事館からの情報によりますと最近のミラノをはじめ、北イタリアの治安状況としては、若者及び高齢者を狙ったスリ及び置き引き等の軽微な犯罪が、依然として多く発生しているほか、深夜にひったくり及び強盗等の凶悪な犯罪が発生しており、在留邦人や旅行者の皆様には十分注意いただく必要がある、とのこと。

色々な人が行き交う駅構内も要注意！です。

日本人だけの被害に限っていうと、2013年上半期の被害状況はここ4年間だけを見ても増加傾向にあるらしく、領事館で受理した被害件数は73件（もちろん少ない旅行日数の中で、被害届けを出さなかった方もいらっしゃるかと思います）ミラノなどの都市部では前年に比べても26%も犯罪発生件数が増えているのだそうです。
深夜、そして早朝の発生件数が最も多いとのこと。
そして中央駅など駅周辺での「ひったくり」や「スリ」が多いのも注意しておくべき点だと思います。

また大きな駅周辺やドゥオモ大聖堂付近の繁華街から一本入った人通りの少ない道、明かりの少ない道で出会い頭に殴られたり、集団で暴行を加えられるという事件も発生していますので人通りの多い道（持ち物には気をつけて！）や明るい道を選んで歩くことも重要です。

深夜、早朝の一人歩きはもちろんのこと、やむを得ずの外出の際にはタクシーを利用するようにしたほうがいいでしょう。
公共交通機関も、ある一定の時間帯以外はかなり閑散としてなんとなく怖い感じがするので、そうした場合も利用を控えたほうが無難かもしれません。

自分の身は自分で守る、という事を常に心にとめておく、つまり相手に「隙」を見せないのが一番重要なことですね。
旅行前の領事館の安全情報、詳細は下記で：
http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/sicurezza/2013/2013_12.html