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北イタリアの治安情報

北イタリアの治安情報
ミラノでスリ被害が一番多い中央駅。

 ここ数年のイタリアで日本人が大きな犯罪に巻き込まれたという情報はありませんでしたが、先日1月12日の午後6時30分頃、ミラノ中央駅の地下通路を通って滞在ホテルへ戻る途中だったという日本人男性が、強盗致傷事件の被害に遭われたとのニュースが入ってきました。
犯人は2人組で、日本人男性の前後から財布を狙って襲ったようで、尾行されていた可能性があるのだとか・・・不幸中の幸いとしては男性の怪我は軽傷で済んだことでしょうか。30代の男性だし、まだ午後6時30分と早い時間帯だったので安心したのかもしれませんが、イタリアの地下通路は薄暗い所も多く、時間帯によってはほとんど人通りがない場合も多いので、男性であってもかなり注意が必要ですし、女性の場合は少し遠回りになったとしても地上の大通りを歩くほうがいいと思います。

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常に多くの人が行きかうので手荷物には要注意。

 これだけでなく、ミラノをはじめとする北イタリアの都市部で、残念ながらスリや置き引きなどの窃盗被害に遭う人は後を絶たない状況にあるようです。2017年のデータですが、ミラノの総領事館に届けられた被害件数は213件、北イタリア内での届出件数は183件だとか。その中で、スリが95件、置き引きが56件、車上ねらいが17件、ひったくりが3件。また多額の現金を持っている人が盗難に遭ったりして、被害総額はなんと約755万円にも及ぶそうです

 こうしてみると北イタリアではスリと置き引き被害が多数を占めています。スリの発生場所としては,常に混雑して、多くの人が行きかうミラノ中央駅での発生が多く、その周辺の地下鉄駅構内や地下鉄内も要注意です。置き引きは、観光客の利用の多いミラノ〜ヴェネツィア間の列車内でよく発生しているようです。また宿泊ホテルの朝食会場で、チェックイン・チェックアウトの際に少し目を離した隙に荷物がなくなっているケースもあるのだとか。

また観光都市ヴェネツィアでは,水上バス内、また水上バス待合室付近でのスリ被害、美しい景色に見惚れながら写真撮影に夢中になった隙に被害に遭うパターンが多いそうです。ここ最近は、やはりスマートフォンの画面に夢中になってたり、それで写真を撮ったりしている隙に財布を盗られたりする被害が増えているのが特徴です。

他にもミラノ中央駅やマルペンサ空港内で「自分のクレジットカードが使えない状態だから、代わりに利用させてくれませんか」などと声をかけられ、その対応中にクレジットカードをすり替えられるというような被害まで発生しているようです。これは親切心を逆手にとった犯罪で許しがたいですが、空港や駅でクレジットカードを使わせてくれなんていう人はよく考えれば怪しい人なので、自分のクレジットカードなどは他人に絶対に触らせないようにくれぐれも気を付けてください。

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駅だけでなく空港でも
置き引き被害が発生してます。

 ほんの少しの注意で未然に防ぐことのできるスリや置き引き。せっかくの旅行が台無しにならないよう、手荷物や自分の周囲には注意を払いつつ、楽しい旅を続けてくださいね。


2019年01月29日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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