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クリスマスのお菓子パネットーネ

クリスマスのお菓子パネットーネ
クリスマスの代表菓子パネットーネ。
12月に入り、スーパーでもパネットーネが山積みされるようになりました。
お菓子屋さんの店先にも色とりどりのパッケージに包まれたオリジナルのパネットーネが並んでいます。
ミラノのクリスマスのテーブルに欠かせないパネットーネは他のクリスマスのお菓子と同様、キリスト誕生の祝祭のためのお菓子として生まれました。
パネットーネの起源は色々な言い伝えがありますが、ハッキリとは分かっておらず、謎のお菓子でもあります。

クリスマスのお菓子パネットーネ
シンプルなお菓子です
文献にあらわれる最初のパネットーネについての記述は1470年に遡るそうです。
その史料には12月24日に炉に大きな丸太の薪がくべられ、1月6日のエピファニア(救世主御公現の祝日)まで熾火として持ちこたえさせなけらばならない・・とも書かれていて、その当時の小麦粉のパンはたいへん貴重で、普通のパンには雑穀を多く使われていたようなので、パネットーネはかなり高価で貴重なお菓子だったのでしょう。
多くのパン屋はクリスマスのみ小麦のパンを焼くことを許されていたそうです。
その日だけは庶民も美味しい小麦粉のパンにありつけたワケですね。
そう考えるとかなり歴史のあるお菓子です。

現在のパネットーネは紙に包まれていて、ふっくらとふくらんだスポンジに干しぶどうなどが入ったものが主流ですが、1800年代半ばまではかなり平たい形のパネットーネだったようです。
その後、酵母菌でふくらませるようになり、型を使わず焼いていたので今の形ほど高さはなかったのですが、いつ頃からか、紙にくるんでオーブンで焼くようになり、現在の形に至ります。

クリスマスのお菓子パネットーネ
来年の1月6日まで店頭に並んでいます。
ミラノではこの時期、朝食、昼食、おやつ、夕食後などあらゆる機会にパネットーネは食べられます・・が飽きます(笑)なので私は12月24日、25日、26日の3日間しか食べないようにしています。
日本でも今は売られているようですが、作り置きしてあるパネットーネは、食べる前にレンジで少し温めると柔らかくなって美味しいですよ。
あとは生クリームなどをつけて食べるのもオススメ。お試しくださいね。
2012年12月07日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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