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イタリアの夏の過ごし方

イタリアの夏の過ごし方
プーリア州の静かな海
イタリアは世界でも有数の「観光大国」であり、また世界一登録数の多い「世界遺産」を抱えた国です。
見所もたくさんあり、地図を広げるだけで「さて、どこを見て回ろう?」というぐらいたくさんの観光名所が至る所に散りばめられています。
では約1ヶ月もの夏のヴァカンス(子供たちは約3ヶ月!)を彼らはどのようにして過ごしているのでしょうか?答えは簡単・・・「何もしない休日」。
ただひたすら海(もしくは山)でボーッとして過ごすのです。

イタリアの夏の過ごし方
何もしない休日
最初の頃、この"システム”に慣れてない日本人の私は1週間も海でボーッとしてると体がなまってしまって「あー、どこか観光名所を見るなり、ショッピング・センターにでも行ってブラブラしたーい!」症候群に陥りました。
朝起きて、ゆっくりコーヒーを飲んで、海辺でボーッとして、お昼は食べきれないほどの食事を大勢の人と食べて、お腹がいっぱいになったら昼寝して、夕方また海辺でゴロゴロして、夜は軽く食べて、飲んで、寝る・・・本当にこんな毎日を1ヶ月近くもイタリア人たちは飽きもせず、子供の頃から夏がくるたびに繰り返し、そして大人になっていくのです。

イタリアの夏の過ごし方
トスカーナの雄大な景色
日本人の目から見ると「なんて非生産的な過ごし方!」と思われますが、これも慣れてくるとだんだんと居心地の良い、なんて快適な休日なんだと思うようになるのです。
こうして英気を養い(?)9月からの、また繰り返される日常生活へ戻っていくわけです。
イタリア人にとってヴァカンスが最大の関心事、というのが何年かこういう繰り返しを経て、分かってきた今日この頃。
「何もしない休日」は実はとても贅沢な事なんですね。

イタリアの夏の過ごし方
29年創業の肉屋ファロルニ
ただあまりに何もしないのに、まだ少し抵抗があったので(笑)1729年創業(!)というトスカーナの有名な肉屋さんに出かけてお昼に食べる生ハムや美味しいサラミを買いました。
この夏はここだけ「観光」した私です。
2009年09月18日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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