PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201302154877

ローマ法王の退位

ローマ法王の退位

去年の12月12日にツイッターの公式アカウントを開設し、「親愛なる友たちよ、皆さんとツイッターを通じてつながることができ、大変うれしく思う」と初投稿、100万人以上のフォロワーがいるなど話題になっていたローマ法王ベネディクト16世が2月11日、職務遂行に必要な精神的、肉体的な力がなくなったとして、退位する意向を表明!
ローマ法王は終身制で、こうした退位は15世紀以来初めての事なのです!イタリアを初め、世界中のニュースは一日中この件で持ちきりになりました。

ローマ法王の退位

85歳の法王は、ここ数カ月間に体力の衰えを自覚したと話しており、法王の職務遂行には「精神と身体の力が不可欠だが、私に委ねられた職務を十分全うすることができなくなった」と説明。
ローマ法王庁(ヴァチカン)は、法王が2月28日に退位すると報道しました。

1927年4月16日、ドイツ生まれのヨーゼフ・ラッツィンガー法王は、先代のヨハネ・パウロ2世の死去を受けて、2005年4月に第265代の法王に即位しましたが、今回の退位により在位期間は8年にわずかに満たないことになります。

イタリア国民の驚きは並大抵ではありません。
大多数は「法王は終身制なのに」とのショックを隠せない状態ですが、「退位を決めた、その決意は勇気がいることだと思う。
ローマ法王といえども人間なのだから、出来ない事は出来ない」と好意的に受け入れているようです。
しかし「先代のパウロ2世は最期まで病苦と闘いながら祈り続けていた。
自ら退位を決めるのはおかしい」との批判もあります。

ローマ法王の退位

ヴァチカンはベネディクト16世が退位の意向を示したことを受けて選挙会議「コンクラーベ」の開催を取り決め、3月末の復活祭までには新法王が選出されていると見通しを示しました。

とうぶんカトリック教国では賛否両論、色々と議論されそうで、ヴァチカン関係者をはじめ、カトリック教会で混乱を招きそうです。
2013年02月15日(金) written by Maliarda from (イタリア)
Comment(0)


イタリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。