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コモ湖の宝石

コモ湖の宝石
カルロッタ邸。
北イタリアの湖水地方の中でも、際立った美しさを誇る、コモ湖。
漢字の「人」という字に似た、スイス国境にあるこの湖には豪華なヴィラ(邸宅)が立ち並ぶ事でも有名です。
(ジョージ・クルーニーの別荘がある、というほうが日本では有名かも?!)
今回は「人」型の西側にあるTremezzo(トレメッツォ)という小さな町にある有名なヴィラ「カルロッタ邸」をご紹介します。

1690年にミラノの有名な銀行家クレリチ家が建設を始め、完成したのは18世紀半ば。
コモ湖の宝石
邸内からコモ湖を望む
その間に色々な人の手に渡り、最終的にはオランダ王女マリアンナが1843年に買い取りました。
彼女の娘、カルロッタの結婚のお祝いにこのヴィラは贈られる事になりましたが、なんとカルロッタは23歳の若さで亡くなってしまいます。
そして1927年に創立した「カルロッタ財団」により今現在も運営され、一般公開されるようになりました。
コモ湖の宝石
フランチェスコ・アイエツの
ロミオとジュリエット
このヴィラの素晴らしさは7ヘクタール(!)にも及ぶイタリア式庭園の美しさ、そして邸宅の中にあるカノーヴァの彫刻を始め、様々な芸術品が当時のインテリアと共に鑑賞できる事です。
中でも「ロミオとジュリエット」と題された18世紀末のロマン主義の画家、フランチェスコ・アイエツの作品は、美しい邸内と、そこの窓から見える輝くコモ湖の風景の全てにマッチし、しばし時が止まったかのような錯覚に陥ります。

ヴィラを出て、庭園を散歩すると世界各国から集められた豊富な花々が咲き誇り、特に春から初夏にかけてのこの時期はかなり見応えがあります。

コモ湖の宝石
庭園に咲く色とりどりの花
庭園の端に小さなカフェも併設されているのでコモ湖を眺めながらゆっくりお茶を飲む事もできます。
2009年06月12日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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