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イタリア初のチューリップ畑 

イタリア初のチューリップ畑
入場券を払えば1人
2本まで花を摘むことができる。

 チューリップといえばオランダのキューケンホフ公園などが有名ですが、2019年ミラノ郊外にあるグロアーネ公園内アレーゼ地区(イタリア最大のショッピング・センターが公園の真ん前にあります)に、突如現れた色鮮やかなチューリップ畑が話題になっています。2017年にオランダ人カップルのニツイ・ウォラニオスさんとエドウィン・クーマンさんが始めた『トゥリパーニ・イタリアーニ/イタリアのチューリップ畑』は、厳しいコロナ禍を経てジワジワとイタリアに浸透中なのです。
ニツイさんはチューリップ生産者の家庭で生まれ、世界中に球根を販売する会社に勤めていたとか。エドウィンさんは大学で環境科学を学んだそう。そして2016年にイタリア移住して、イタリアにもファンの多い美しいチューリップ畑をミラノ郊外に初めてつくったというわけなのです。


イタリア初のチューリップ畑
ミラノ郊外にあるチューリップ畑。

 チューリップの栽培に適した土地をイタリアで見つけるのは、困難なものだったとオランダ人カップルは言います。またいかなる種類の化学薬品や除草剤や殺虫剤を使用せず、季節と自然を尊重して取り組み、環境に優しい体験を皆で共有することが目的なんだとか。今や2ヘクタールの土地(サッカー場がなんと4つ分!) に約60万本植えられた450種類のチューリップが、イタリア人たちの春の休日を今までとは少し違ったものにしています。

イタリア初のチューリップ畑
気に入ったチューリップの
名前を覚えるのも楽しい。

 このチューリップ畑を楽しむ工夫も色々とあって、休日になるとミラノから、また他の近郊の町から大勢の人がやってきます。開花時期はもちろん自然によりますが最長で1ヶ月〜1ヶ月半ほど。チューリップの開花が始まると、テレビのニュースはもちろんのこと、様々なSNS上で告知されます。月曜日〜金曜日は9 時〜19時30分まで、土日は8時30分から19時30分まで営業。
特筆すべきはその入場システム。入場チケットを払うと1人につき2本のチューリップを畑から摘むことができるのです。オススメは事前にオンラインで入場券4ユーロを購入すること(現地払い5ユーロよりお得です)。人数制限をしているので、オンライン上でチケットが売り切れの場合は現地での購入はできないので要注意です。4歳未満の子供は無料。

チューリップを摘むためのバスケットを取り、いざ畑の中へ。チューリップ畑を歩きながら写真を撮ったり、ただただ散歩したりして過ごします。色んな種類や色とりどりのチューリップを選ぶのも楽しい。2本まで入場券に含まれますが、もっと欲しいと思えば、1本につき追加で1,50ユーロを受付で払えばO.K。このシンプルなシステムでありながら、目で見て楽しめること、そして2本のチューリップを自分で選んで摘めること、それをお土産感覚で持って帰ることが出来るというのが大流行の原因なのでしょう。

イタリア初のチューリップ畑
お天気の良い日はここで
ブラブラするのも気持ちいい。

 このイタリア初チューリップ畑が大成功をおさめたので、彼らは今年からトリノ郊外のグルリアスコ地区にもチューリップ畑を始めたそうです。そちらもどんどん拡大していくのでしょうね。今後イタリアでも春はチューリップというイメージが定着してくるかもしれませ

2023年04月25日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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