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2020年はラファエロの展覧会とイベントが目白押し! 
Raffaello's exhibition 2020 in Italy

2020年はラファエロの展覧会とイベントが目白押し!
ラファエロ没後500年のイベント多数。

 ルネサンス期の画家ラファエロ・サンツィオは1520年、なんと37歳の若さでこの世を去りました。それから今年で500年。
イタリアではそのルネサンスの巨匠を称えて没後500年の節目となる2020年、生誕地のウルビーノをはじめ、関連都市で様々なイベントや展覧会が開催される予定です(もう始まっているものもあります)。




2020年はラファエロの展覧会とイベントが目白押し!
こうしたマルチメディアを
駆使したイベントも人気。

 ラファエロは1483年3月28日にウルビーノで生まれました。当時彼の父親ジョヴァンニは、ウルビーノの宮廷の専属画家の一人として活躍しており、また自身の工房も持っていて、そこで幼いラファエロもだんだんとデッサンや絵画を学んでいったと言われています。1494年に父親が亡くなってからは、ペルージャのペルジーノの工房に弟子入りし、そこで1498年頃まで修行していたようです。16歳の時にはすでに立派な画家として活躍していした。よほど才能があったのでしょうね。

2020年はラファエロの展覧会とイベントが目白押し!
ラファエロの優美な聖母子。

 ミラノではラファエロの作品をビデオ・プロジェクターとスピーカーであたり一面に広がる壮大な光と音のスペクタクルにした展覧会を開催していました。これは今月初めに終了してしまったのですが、マルチメディアを駆使したこうした空間に身を置くのはなかなか楽しいです。
また現在開催中の展覧会ではマテーラの司教区博物館の『ヴェールの聖母』展。これはスペインのトレド大聖堂所蔵のラファエロ作品です。4月7日まで展示していますので、お近くの方は是非。

もう一つオススメは『Domus Aurea/ドムス・ラウレアのラファエロ--グロテスクの発明』というマルチメディア・イベントが3月よりドムス・アウレアで開催されます。皇帝ネロが建設した広大な宮殿は、15世紀末(1480〜90年頃)に地下に埋まっているのを再発見された、世界で最も有名な建築物の1つです。その内部の彫刻や壁画がミケランジェロやラファエロに大きな影響を与え、さらにルネサンス期の図像に発展を与えたと言われています。
3月24日〜2021年1月10日まで開催。予約は必須です。

2020年はラファエロの展覧会とイベントが目白押し!
ラファエロが影響を受けた
ドムス・ラウレア。

 そして今年のメイン・イベントといっても差し支えない、これまでにない規模で実現!と評判のラファエロ大規模展がローマで3月5日からスタートします。ウフィツィ美術館やヴァティカン博物館のほか世界中の美術館と共同して、およそ200点にも及ぶ作品がローマに集結します。これは楽しみですね。会場はスクデリーエ・デル・クイリナーレで、3月5日から6月2日まで開催されます。

ラファエロ・ファンの皆様、この時期にイタリアへご旅行される方はお見逃しなく!


2020年02月25日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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