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夏は運河クルーズで涼む

夏は運河クルーズで涼む
ナヴィリオ運河をゆっくりクルーズ。

 あまり知られていなくて、今となってはなかなか想像も出来ないことですが、実はミラノはもともと「運河の街」でもありました。
農業用水の確保やミラノ中心と近郊の水の要所を結び、船での物資運搬などを目的として、13世紀頃から運河として整備した人口水路でした。その後、近代化の流れの中で運河は1929年以降埋められ、道路となり、1970年代末には完全に閉じられて現在に至ります。


夏は運河クルーズで涼む
古い洗濯場跡。この先に乗船場所があります。

 今ではミラノで「運河」というと、ナヴィリオ地区のこと。この地区には2つの運河があり、1つはレストランやカフェや個性的なショップなどが立ち並ぶナヴィリオ・グランデ。夜は多くの若者で賑わうゾーンです。もう1つはナヴィリオ・パヴェーゼで、こちらは静かな運河でお散歩に良い感じ。この2つの運河を中心としたゾーンは、2015年のミラノ万博を契機に大幅に整備されて、新しく市民の憩いの場所へと大変身を遂げました。


夏は運河クルーズで涼む
55名まで乗れる船。

 そのナヴィリオ・グランデから出発するクルーズがあり、ここ数年観光客にとても人気です。昔のミラノの面影をしのびつつ、近郊の緑豊かな自然を楽しむ運河クルーズ。喧騒のミラノの街を抜けて、ほんの10分もクルーズすれば、緑が目に鮮やかな風景が広がります。出発地点は運河沿いに残る古い「洗濯場跡」の近くで、そこから乗船します。そして約50分の船の旅がスタート。しばらくするとロマネスク様式が印象的なサン・クリストフォロ教会とそこにかかる橋が現れて、それを眺めながら、思わずタイムスリップしたかのような錯覚。夏の暑い日、水上で心地の良い風に吹かれながら、運河クルーズでミラノの新しい面を発見してみてください。



夏は運河クルーズで涼む
ロマネスク様式のサン・クリストフォロ教会。

 出発は午後3時、4時、5時、6時の1日4クルーズ。乗船料は大人12ユーロ、子供(4歳〜12歳)が10ユーロです(2018年8月現在)。予約は下記サイトからオンラインで出来ます。


http://www.autostradaleviaggi.it/travel/dettaglio/224-navigazione-navigli-delizie-2018.html



2018年08月14日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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