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ベル・エポック展 美麗なVillaでの開催 〜 イタリア芸術

ベル・エポック展 美麗なVillaでの開催 〜 イタリア芸術
ベル・エポック展のパンフレット。
コモ湖畔の素敵なヴィラで開催中の「Belle Époqueとジョバンニ・ボルディーニ」展に行ってきました。
コモ湖畔にたつ瀟酒なネオ・クラシックのヴィラ・オルモはシモーネ・カントーニが(ジェノヴァのドゥカーレ宮殿も彼の建築)オデスカルキ侯爵家のために18世紀に建設し、その後ライモンディ侯爵の手に渡ったと言われています。

このライモンディ侯爵家には、あのガリバルディの2番目の妻、ジュゼッピーナ・ライモンディが(が、彼女はもともと"誰の子かハッキリ分からない”とも言われている)いたのもあり、
ベル・エポック展 美麗なVillaでの開催 〜 イタリア芸術
ヴィラ・オルモの外観
このヴィラにはオデスカルキ侯爵が存命中からナポレオンや、ウーゴ・フォスコロ(伊詩人)らが訪れ、ライモンディ家に渡った後は、イタリア統一に燃えるガリバルディが寝泊まりした立派なヴィラなのです。
展覧会の作品だけでなく、壁から天井まで、それはそれは美しい建築も楽しめるようになっているのも特徴。
(そして一歩外に出れば、目の前はすぐコモ湖!)

この美しいヴィラと、ボルディーニの展覧会。「ベル・エポック」にふさわしい佇まいでした。

ベル・エポック展 美麗なVillaでの開催 〜 イタリア芸術
ヴィラ・オルモの入り口
1871年からパリへ移ったフェラーラ出身の画家ボルディーニ。
美しい貴婦人達が、美しい衣装をまとい、パリのカフェや馬車に優雅に乗ってる絵を見ながらウットリ・・・まるで別世界にいるような気分です。
第一次大戦が勃発し、ニースへ移動したボルディーニはそこでも上流階級の肖像画を描き続け、その後パリに再び戻って制作活動を開始。
1900年以降の作品にはアメリカの上流階級の御婦人が登場してきます。

ベル・エポック展 美麗なVillaでの開催 〜 イタリア芸術
20世紀初頭のアメリカ人女性
高さ2〜3mもある美しい貴婦人の絵をふと見ると「Collezione privata/プライベート・コレクション」・・・これを飾ってる個人宅とは、一体どんな所なんでしょう??こんな素敵な作品を所有して、壁に飾る・・・なんて贅沢の極みだと思いますね。
7月まで開催しているので、もしコモ湖へ行かれる際には是非素敵なベル・エポックの世界も堪能してみてください!
2011年06月10日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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